お知らせ
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。
ここ一週間ほど中2が熱心に塾にやって来る。
教えることといえば一次関数だが・・・
紗良に尋ねる、「やっぱ、シルバーウィークは休みにしたほうがいいかな」 さりげない微笑み・・・まあ、9月の初めに一次関数と英語の助動詞エリアの完成度を上げたらシルバーウィークは休みにしよか・・・そんなことを言ったのは事実だ。
ここは各自に任せよう。クラブの試合も集中するはず、身体にも疲労がたまるだろう。中1と中2、休みたい生徒は休む。そうしようか。
2階では里恵(7期生)の国語の授業。今日の冒険は中2の恵才人(えすと)を入れてみたこと。中2がどこまで中3の牙城に迫れるか・・・リード文ならこうなるだろうが、ある程度結果は予想できた。
ムカデが出て大騒ぎになったそうだが・・・。恵才人が里恵から点数を聞かれて66点と応えたときにはそれ以上のどよめきが教室を包む・・・中3の11人のなかで5位に食い込んだ一瞬。
国語にキャリアはあまり関係はない。読書もそれほど関係がない。己のまわりで起こる出来事にどのような視線を向けるか、主観ではなく客観の視点を持てるかどうか。その意味では主観の権化たる俺は落第だが。恵才人が人について語るとき、生活について語るとき、その才が垣間見られた。
ともあれ一人、来年には自由の翼を持つことができそうな生徒を見つけたわけだ。
さりげなく来年を見すえた布石を健気に打ち続ける俺に激励のクリックをお願いします。
あい(23期生・三重大学教育学部4年)の祝いをしていて、たまたま昨夜の密航者の話になった。一言で言うならどこの会社でも内定が出そうな女の子だった。俺の意見にはあいも相槌を打つ。「それにしても陸人は許せん!」とあい。「なんで」と俺。「あの女の子を教えてたんよ、そしたら陸人、あい先輩は僕に教えるときとえらく違って優しいですね、まるで僕にはゴミやガラクタみたいに教えますね・・・そう言うのよ」 俺は笑った。「で?」 「だから言ってやった、アンタがゴミかガラクタ?そんなんゴミやガラクタが可哀相やって」 奥さんが割って入る、「そういえば陸人、あの子が帰るときに、手を振ってさよならって、アンタはいいの!って言ったら、やっぱり塾に優しい先輩がいるなって思ってほしいじゃないですか・・・だって」
その陸人の夏休み明けの試験が返却、50番ほど上がっている。珍しく塾に早い時間からやって来てはすかさず俺に見せた・・・嬉しかったのかもしれない。
別段、夏休み明けの試験に絞ってはいない。全方位外交・・・数学は二次方程式から二次関数、相似に三平方と全てを網羅。英語も国語も理科も社会も範囲にこだわらずに過去の私立で遊んでいた。順位は下がるはずはないが、順位を上げることだけにはこだわらなかった。各中学の範囲に合わせて勉強させたのはラスト3日くらいだ。その程度で学年順位は3桁から2桁・・・69位。それでも陸人の適正な順位は久居中なら35番あたり、どこの高校を受けようともだ。
高校生の部屋では福島先生(松阪双葉塾塾頭)と玄太(24期生・三重大学医学部2年)の授業がバッティングしている。
そして後方では里菜が望美(高田文理3年)に数学を教えている。
そういやさっき、久居駅からだと望美から連絡、迎えにきてほしいと電話があった。たまたま陸人に二次方程式を教えていた。「じゃあ、駅まで行ってくる。ここまでだ」 「えっ・・・僕は」 「オマエより望美のほうがかわいいに決まってるやろ!」
実力テストの成績が上がろうとも内申には関係がない。やはり見すえるのは中間試験、数学と英語の準備はほぼ終わった。社会は三権分立まで陣を敷いた、それでも久居中の場合は最初っからだ。選挙制度あたりで挫折すると踏んでたら今日は国会まで進めたとか・・・馬脚が速い、疾走だ。陸人の社会の脚はまだまだ脆弱だ。それでもこっちは裁判所までは進めている、時間はある、あとは陸人が緩まなければ400点が見えている。
内申が足らない生徒にとって趨勢を決するのはこの2学期。何卒熱い熱い激励のクリックをお願いします。
あい(23期生・三重大学教育学部4年)の内々定のお祝い。あいのリクエストで刺身がたくさん食べられるお店・・・ということで『西村食堂』の名前が挙がるがさすがに遠い。もう少し近場でと考えていたら、彩花(津高1年)のお母さんに勧められたお店を思い出す。村松1丁目の旅館の『食遊人(しょくゆうじん)』
定食は1500円から・・・で、様子見がてら1500円の定食を頼む。
料理が運ばれてくるまでに小皿だけが運ばれてきて・・・? すると大将が焼きあがった魚を持ってきて箸で小皿にのせてくれる・・・キスを手始めに、今日の朝あがったいろいろな魚や貝・・・極め付きは茹蛸、こんなにうまい茹蛸は初めて食った。
この段階でキスやら茹蛸は食している。たった今、アジが配られたところだ。そして今日は滅多にない日だったようで・・・刺身の食べ放題。
「あんたら、今日はついてるで」と常連らしきお客さん。「なにせ大将、気まぐれやからふいに刺身出してきて食べ放題だとここに置いておく。でも、こんな日は滅多にない。噂にしたらアカン、たまたま今日は大将の機嫌、なぜか良かったんやろな」 ・・・もしかしたら、俺が今日の朝に予約を入れたときに刺身の好きな娘に内々定が出て、その祝いだと話したからかもしれない。
最後にデザートが出て、セルフのホットコーヒーをつくっていただく。タナハシ医院での定期検診を終えた親父も同席。さっきから何度もあいに、内定が決まった会社名を尋ねている。診察を待っていた時に俺にも何度か聞いてきた。今年いっぱいは同じ質問が続きそうだ。
ともあれ、来年のお袋の三回忌をここでやろうか、そんな話題も出るほどに皆のお気に入りのお店となる。
刺身の食べ放題は一切期待せずに、それでも十分堪能できるお店です。