朝から頭之宮へ。
毎年のことだが、最後はやはり神頼みになる・・・なんとかみんなを合格させてあげてください。
絵馬を奉納して帰途につく。
件(くだん)の講師からメール。
「バイトはお金を稼ぐための手段であり、責任感を持ってするという認識が自分にはないため、やめさせていただきたいです」 ・・・へこんだ。それ以外にもバイト料が安いという理由も綴られていた。確かに安いがその代わり、俺はその生徒の就職活動を全面的にバックアップしてきた。
就職活動に参入する塾OBの大学生のため、正月休みには名だたる企業で働くOBが来てくれるのが恒例。いつもなら大学生がやって来て、まわりの世話をしてくれる。樹(28期生・日揮)など、魚が食べられないのに釣ってきた魚をさばいてくれたりした。俺はそんな大学生たちのために、就職について話を聞く場を設けていた。しかし今年は大学生、誰も来なかったな。
件の講師は商社が志望だ。残念ながら有数の商社には三重大学の文系からでは厳しい。しかし抜け道はある。商社が望んでいるスキルを最初に就職する企業で学ぶことだ。そこでスキルを磨き、数年後に希望の商社へ就職する。田舎ではこの思考はまだまだ浸透していないが、関東圏の学生たちにはすでに染みついている。件の講師が商社に就職するために必要なスキルを学ぶ会社はすでに選んでおいた。その会社に就職した塾OBと以前その会社で働いていた塾OBも正月休みに来てくれた。肝心の大学生、件の講師がいなかった。
面と向かって辞めることを俺に伝えることが辛いと言うことでメールでの通達・・・このメールで件の生徒は塾と完全に離れることになったわけだ。これで就職活動については協力してやれないが、3年時のインターンシップは6月から応募が始まる。あと1年半、三重大学というハンディをその1年半でなんとか自力で克服するように。
しかし、去年は憂輝(34期生・山梨大学工学部1年)から「怒られたらバイトを辞める」と聞いてのけぞった。「今まで気づかなかった自分の弱点を怒ってもって気づく、それがバイトのメリットやろ」と言ったものの、「就職して怒られるのやったらともかく、バイトで怒られるのは嫌や」と憂輝。そして今回の「バイトを責任感を持ってするという認識がない」とのコメント・・・へこむ。
今夜の高2の授業は俺が担当。先週の広島大学の英文を持っていない人は取りに来るように。また、英文法も入れます。これも取りに来るように。
明日の高3送り出しは午後6時半から。クラブがある生徒や大学生の出席が見込めないために、ささやかな会になるかもしれないが・・・それでも「合格してほしい」気持ちで乗り切るつもり。