莉世(34期生・三重大学教育学部1年)の数学ⅠAの授業。
平岡(三重大学医学部1年)の麻那(高田選抜1年)の物理基礎の授業。
本棚の向こう側では寺岡(三重大学医学部4年)の高3理系数学。
そして講師の最後は雅樹(31期生・名古屋大学工学部3年)の高3文系数学の授業。
高3の作文の2番目がアップする。
中学生の時のことを振り返ってみると、塾長には何回も怒られたし、気配を消して歩くのが上手いせいで中学生の部屋の本棚の後ろでは何回も塾長を驚かせてきた。学校では剣道部に入っていたが、身長が低く体重が軽いことで全く一本が入らず、吹っ飛ばされたりしたり、負けたことしかないことへの焦りや勉強がうまくいかなかったりで、皆の前で大泣きすることも何回もあった。そして剣道では一度も勝つことがないまま中学3年間は終わってしまった。津西の合格発表の日、自分が不合格だとばかり思っていた。緊張で眠れず、英文が全く頭に入ってこなかったから。それでも合格していた。信じられなかった。横に塾長がいたんだから、もう少し嬉しそうにすればよかった。
負けるのにはもうウンザリ、だからせめて勉強では負けないように頑張ったし、文系だからこそ他の文系と差をつけるために数学や理科基礎に時間をかけた。気が付けば数学の苦手意識はなくなっていた。
1週間ほど前に学校で受けたプレテストでは620点。ボーダーにはあと80点くらい必要だった。正直、諦めかけていた。でも、塾で共通テスト前夜に送り出してくれた人たちがいたから、そんな諦めは捨て去り、ただ目の前のことだけに集中した。点を失うことを恐れず、得るために死力を尽くした。マークシートは最後まで全部塗った。その結果、700点台に達することができた。嬉しくてたまらない。しかし、まだボーダーに達しただけで、余裕を持てるような点数じゃない。二度と苦手だった共通テストのリーディングや世界史・政治経済をせずにすむように、数カ月後に悲しみの涙ではなく、喜びの涙を流すため、そして何よりもこれまで支えてくださった塾長、奥さん、れいさん、講師の方々に胸を張って感謝を伝えられるよう、いっそう気を引き締める。
長くなり、すいません。一番乗りの菜那さんの作文に感動して、文系の本気(?)を出してしまいました。
作文の宛先 ; reimei.nakayama@gmail.com