昨夜から今朝にかけてアキラと話す。
ここ数日スクランブル交差点を駆け抜けている感じで、アキラが大阪からやってきてもゆっくり話す機会がなかったのだ。
行き着くところはいつもブーちゃんの話になるのだが・・・。
それはさておき、アキラにはニューカマーとなる医学部の中藤が気に入ったようだ。
「熱いですよね、教え方。なんか昔の医学部の講師のような雰囲気で・・・。『物理のエッセンス』は公式を確認するだけならいいけど、そこにある問題は解くなって言ってましたよ」
「ええ!そりゃすげえ。ウチの塾関係で『物理のエッセンス』に弓矢を引いた初めての人やで。で、その理由はなんて言ってた?」
「二次試験なんかで物理の大問の1番や2番なら解けるけど、最後のほうの記述問題は『物理のエッセンス』では解けないって」
「そうか、過去10年間のウチの塾のスタンダードが打ち破られる日が来たわけか。じゃあ、その改善策は?」
「中藤さんて物理がめちゃできるって聞いてたんですけど、一度も~物理問題集ってやったことないらしいんですよ。ひたすらに黒本や白本や赤本をやったそうです」
「実践中心か・・・、でも年長さんや高3にはその教え方でもええけど、この4月から物理が始まった高2の物理をどう進めていくか・・・。やはり統計だった編集の問題集が必要になると思うんやけどな」
中藤の高2理系の授業は月曜日に変更。
火曜日には年長さんの物理と化学の質問を受けている。
そして土曜日には津高の兄ちゃんの授業。
今年6年となる徳武(三重大学医学部)は木曜日に数学を教えている。
6年ゆえに国家試験の勉強もあり時間的にも徐々に縛られていく。
その意味でこれからのウチの塾は中藤中心に動いていくはず。
『物理のエッセンス』ではフられちゃったが、初対面のアキラがウチの塾に似合っていると評価する中藤、期待している。
でも『物理のエッセンス』の代替案については近いうちに話そうか。
昨日、俺の携帯はひと月分くらい仕事をした。
連絡は頻繁だった。
結局はこれ以上ない形で一件は落着した。
これによって始まることになったひとつのドラマ。
そして悠佑は抜糸後に塾に復帰予定、目指すは津西。
里恵が午後4時に姿を見せる。
いつものようにファミマのリキッドコーヒー持参。
このコーヒーはおいしいが407円と高価。
これを飲んだ橋本ドクターが言った、「里恵って高いの飲んでますね」
「そやろ、俺達なんて安いコーヒーでいいのにさ」
「でも、うちも奥さんがこだわってる商品に高いねって言ったら、アンタが飲むお酒よりは遥かに安いわよ!って言われちゃいましたよ」
その橋本ドクター、昨日から富山周辺に出没。
日本列島蹂躙やね。
今日の里恵は、年長さんの現代文と中学生自由参加の国語の授業。
玄太と健は曽爾から今日帰ってきたはず。
疲れているだろうし、欠席かもしれぬ。
ほっと胸を撫で下ろす中3がいたりして・・・。
やはり玄太と健は姿を見せ、先週に引き続き颯太も登場。
颯太は先週のひどい点数に比べると今日は偏差値50ぴったり。
まあ、よかったね。
酔っ払いから電話。
阪神の大勝に気分破天荒の超知(4期生・社会人)と森下(立命館大学院生命倫理)のコンビである。
授業中だったのでかけ直したのが午後11時20分、その時刻にも甲子園球場周辺で飲み続けている模様。
たぶん、酒のアテは俺の取り調べネタだろ。
京都から出張ってきた森下、大阪駅で浮浪者のオイチャン達との二次会が始まる?