前回のブログ、「ラウラ・モレーラさんの超絶ポアント・ワーク
~ジョナサン・コープさんの横アーチ」の続きです。
(長いタイトルですみません)
英国ロイヤル・バレエ プリンシパルとして長年 活躍された
ジョナサン・コープさんから頂戴したバレエ・シューズを、
スタジオに飾らせて頂いています。
ジョナサンさんが 最後に「シルビア」を踊った時のものだそう
革製のシューズを 衣装に合わせて染めてあるそうで、
ところどころ、摩擦などで色が剥げているように見えます。
ジョナサンさんの大ファンである私は
シューズを頂いた時は 嬉しすぎて舞い上がってしまいましたが(^^)
それと同時に「あれっ??」と思いました。
「あれっ??」と思ったポイントは、
シューズについているゴムの位置。
シューズを履いた状態のほうがわかりやすいので、別の写真で見てみましょう。
(写真はDANCE EUROPE誌からお借りしました。
マノンを踊ってらっしゃる時の足元です)
バレエ・シューズは、
カカトから土踏まずにかけて二本のゴムがクロスしているか、
くるぶしに近い位置に ゴムがついている物が多いと思います。
ジョナサンさんのシューズは、つま先に近い部分に
一本だけ ゴムがついています。
くるぶし近くにゴムがついてなくても、シューズが脱げないって事ですよね
すごいです
しかも、シューズが脱げちゃうんじゃないかと思うくらい、
カカトの部分を下ギリギリで履いています。
つま先を伸ばしても 足首を出来るだけ縮めずに、
横アーチを高く、
足裏の筋肉でシューズのソールをつかめるからこそ
出来る履き方なのでは、と思いました
ジョナサンさん、すご過ぎます