教師☆学校心理士のセルフカウンセリングルーム

学校心理士によるつぶやき。教師の悩み・試行錯誤に寄り添うブログです。

台風5号

2017年08月06日 | Weblog
発生からしばらくウロウロしていた台風5号が日本に接近してきました。



ニュースの番組からは、風雨や河川の水位の様子、現在の位置や今後の進路、そして再接近している地域で中継をしているリポーターの声などが次々に流れてきます。




学校が夏休みでなく授業のあるときだったら、子どもたちは休校や早帰りなどを期待してワクワクしていたりします。




大きな被害が自分たちの地域に及んでいないからこその姿です。当事者であればそんなこと考えている場合ではないでしょう。




そんな子どもたちには災害のニュースを自分の命のありがたさや恵まれている状況を考えたり、家族の大切さに気付いたり、親戚とのつながりを確かめ合ったりする機会にしてほしいな、と思います。
そして、自分の思考行動を見つめ直したり、何ができるかを考えたりできたらいいなと思います。



人は人生を揺るがすような大きな嵐に遭って初めて「ありがたさ」に気づくことが多いと言います。逆に言えばそんな嵐がこないと気付けないということでしょう。



もちろんどんな災害でも被害がでないことを願っています。自分自身がいつどうなるかだってわかりません。



もし災害の当事者でない個人レベルで災害の意味を見いだすことができるとすれば、災害やそのニュースを自分の命のありがたさや自分の思考行動を見つめ直す気付きの機会にすることはその1つなのではないかな、と思いました。




そして今日は祈りの日。
聞くと8月6日が何の日か知らないという子どもたちも増えています。
子どもたち、社会の笑顔のために自分に何ができるのか考え、できることをやっていきたいです。