教師☆学校心理士のセルフカウンセリングルーム

学校心理士によるつぶやき。教師の悩み・試行錯誤に寄り添うブログです。

可愛がられ力

2017年08月07日 | Weblog
子どもの「可愛がられ力」といった力を高めるような実践をしていきたいと思います。



「可愛がられ力」とは何ぞやということですが、



他者に可愛がられる力、運に可愛がられる(運を味方に付ける)というような意味で考えています。




いい子いい子と褒められることとはちょっと違います。



個人として尊重され認められてポジティブに関わってもらえる、気にしてもらえる、そんなイメージです。



子どもの人生は学校で終わるわけではありません。



いずれ社会に出て行きます。




社会に出たとき、先輩や上司に疎まれるより可愛がられる方が笑顔で生きられる可能性は高まります。



地域の人にだって煙たがられるより可愛がられた方が笑顔で日々を過ごす可能性が大きいでしょう。




人に可愛がられる「可愛がられ力」です。


さらに「運に可愛がられる」「人生に可愛がられる」「人知を超えた大きなものに可愛がられる」ということも自分でコントロールできないことでしょうが、笑顔で生きることにつながりそうです。
成功者のエピソードにはそんな話がけっこう語られています。

偶然声をかけられた。
決まっていた人が欠席したのでたまたまいた自分にチャンスが回ってきた。などなど。



偶然の幸運をつかむことができるような力、
運に可愛がられる「可愛がられ力」

関連する理論もあります。



「シンクロニシティ」


ジグムント・フロイト、アルフレッド・アドラーとともに「三大心理学者」の一人にあげられているカール・ユングによって提唱された概念で「意味のある偶然の一致」とのことです。



「計画された偶発性」

スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授という方が提唱している「計画された偶発性」という理論があります。
それによると「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」とされています。



「セレンディピティ」

これは理論ではなくイギリスの小説家、ウォルポールという方の造語です。
「言葉素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。」(wikipedeiaより)



「可愛がられ力」は、何もしない者のところに転がり込んでくるものではないということがポイントだと思います。




笑顔の人生につながる、人に運に可愛がられる力がありそうです。




どんなことをすればそれは磨かれるんでしょう。



日常の小さなこと1つ1つ。


夢へのアンテナを立てて、自分にできることを全力でやっていく、積極的に行動していくこと。





そんな自分磨きの積み重ねがやっぱり大事なのではないかなと考えます。





私自身の「可愛がられ力」


。。。高くないです。


磨いていきたいです。