教師☆学校心理士のセルフカウンセリングルーム

学校心理士によるつぶやき。教師の悩み・試行錯誤に寄り添うブログです。

上機嫌の学級づくり

2018年08月07日 | Weblog
 今年度も夏休みがやってきた。


 暑い夏だけど今年は例年以上に暑い。身の危険すら感じる暑さ。


 全国の小学校でプールの中止が相次いでいるというが致し方ないかもしれない。

 子どもの命、安全安心を守るのが第一。

 ただ、闇雲になんでも中止というのも考えもの。中止の基準が明確だとよい。

 どうも水温+気温が65℃以上だと熱中症の危険ありというラインがあるらしい。
 
 が、その出所がはっきりしない。現場の管理職もどうしたもんかと困っているだろうなあ。



「今日は天気がいいのでプールは中止です」



 という笑えない冗談が現実になっている。

 学校の危機管理は様々な面で難しくなっている気がする。

 ただ何が一番大事か、目的は何かを見失わないで結論を出すことが重要だと思う。






                   * * * * * 




 この夏に入り、齋藤孝先生の『不機嫌は罪である』(角川新書 2018)を読み「上機嫌の学級づくり」というテーマいいなと思った。


 その中に「上機嫌」について、上機嫌はおちゃらけハイテンションと考えがちだけどそうではなく、仏像の半跏思惟像の姿を理想として「感じのいい状態」「おだやかな上機嫌」であり、それをイメージし目指そうとあった。


 教師は最も重要な学習環境の1つであることを考えると「上機嫌」で教室にいることはとっっても意味があること。



 自分が子どもの立場だとしたら毎日通い、長時間を過ごす教室の担任が「不機嫌」でいた方がいいか「上機嫌」でいた方がいいかと考えるとやっぱり後者の方がよさそうだし、幸せな学校生活時代を過ごせそう。





 「上機嫌の学級づくり」が、どう子どもの幸せ・幸せになる力の育成につながるかちょっと考えていきます。