教師☆学校心理士のセルフカウンセリングルーム

学校心理士によるつぶやき。教師の悩み・試行錯誤に寄り添うブログです。

上機嫌の学級づくり2

2018年08月09日 | Weblog
  酷暑の次は台風。


  ノロノロ台風が東北の日本海沿岸付近を北上している模様。


  通過した後は台風一過でまた猛暑。


  南からは次の台風がきているという。 


  まだこれからも発生しそう。


  台風の父の次は台風の母その次長男そんでもって次男なんて、



  まさに台風一家って感じか。


  ここのところ何かと災害が多い我が国だけど、被害が少なくて済みますように。
 

  


                * * * * *  

 上機嫌の学級づくりを考える。

 
 当然だけど教師も人間。 自分の人生の物語を生きている。


 いろんなライフイベントもあれば、体調がよくないときもある。

 
 いつもいつもご機嫌でいるわけではない。

 
 常に上機嫌でいることは難しいことに思われる。 


 ましてや上機嫌をノリノリ☆ハイテンション!と考えてしまうと、とてもじゃないけどムリだわってことになる。


 ただ、「感じのいい状態」「おだやかな上機嫌」ならどうだろう。



 ノンバーバルつまり非言語で不機嫌さや脅威、不安を感じさせるようなメッセージを発しないことはできそうだし、それは毎日子どもたちが生活する環境としての責任であるように思う。


 教師の仕事は感情労働の部分が大きいと言われる。

 いろんな子どもたち、多様な価値観をもっている保護者の方々、自分と合う人ばかりではもちろんない。

 
 自分の感情をコントロールして、うまくかかわっていく必要がある。そこも専門性なんじゃないかと思う。


 アンガーマネジメントやらマインドフルネスなどの感情コントロールの方法を身に付けるのもよし。


 オンオフの切り替えをうまくして好きなことをする時間をもったり趣味の時間を確保したりするもよし。


 毎日子どもの前には上機嫌で立っていたい。



 教室で唯一の大人である担任。


 一度も子どもの前に立って話さないなんてことはない。毎日毎日子どもの前に立つ。


 その言葉、態度、表情、子どもとのやりとりをする1つ1つ、その姿は子どものモデルになる。


 不機嫌で威圧して言うことを聞かせている姿からは、子どもたちは、何を学ぶだろう。


 人に言うことを聞かせるには「恐怖」や「力」を使えばいいのだと学ぶのではないか。 

 
 

 そして、機嫌は伝染する。

 家庭で過ごすのと同じくらいいやそれよりも長い時間を過ごすこともある教室。

 その教室全体が不機嫌な空気か、上機嫌な空気かは、子どもに大きな影響があるに違いない。


 その最も重要な要因の1つが教師の機嫌であり上機嫌さなのである。




 とはいえ、やっぱり先生も人間。失敗しちゃうこともある。不機嫌さが出てしまうこともあるだろう。


 でも、機嫌の大切さを理解していてそこに自覚的であるかどうかは次の瞬間に気を付けられるし、気分で不機嫌をどしどし出してしまうののとは大きな差だ。




 職務としての上機嫌をプロとしてコントロールしていきたい。


 

 それがムリせずできるように日頃、プライベートから上機嫌な自分にしていきたいなあと思う。


 

 ったく、マウスが上手く動かない!!ムカムカッ!



  ハッ!



 小さなことでイライラ、プリプリしてしまう自分が情けない。



 


 上機嫌な毎日。


 幸せに気付く、幸せを感じられることが増えるんじゃないかと思う。