好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

『語咄し編(2)』雑感。(その7)

2021-05-25 | ひぐらしのなく頃に
胡蝶の夢 ─Endless Nightmare─』

現実は非情である。というお話。

『祭囃し編』を経て真っ当な時間を進み始めた梨花が、その来歴を否定されたのが『賽殺し編』だった。

その『賽殺し編』を経て、真っ当な時間線に辿り着いた梨花が、またもその来歴を否定される。
しかも今度は『賽殺し編』と異なり、何一つ救いはない。
登場人物たちは誰も、向上心も後悔もなく死に絶え、梨花は無意味に殺され続けている世界が繰り返される。

カケラ達にはあらゆる可能性があるとは言え、ひたすら反転した事情が連なるばかりなのを読むのは苦しかった。
後それから。読み返すには挿し絵がネック。
個人的に、ラストの“綿流し”のグロ画像は見るに耐えず。
私はホラーは嫌いじゃないがスプラッタは無理。微妙だが大事なライン。
忘れがたいが忘れたい、何とも言えない話だった。

それでは。また次回。

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