『王様のトリック』(by吉村達也)、読了。
2005年作の『ドクターM殺人事件』を改稿、改題した作品。
途中までの印象は、『インシテミル』(by米澤穂信)に近かった。
変わり者が建てた要塞のような洋館に集められた
5人の男性。
年齢も職業も一貫性のない彼らの間で起こる殺人事件。
降りしきる豪雪に閉じこめられ脱出不可能という、
出来すぎのようなシチュエーション。
この作品の大きな特徴は、犯人の行動原理だと思う。
犯人から説明された「王様のトリック」という言葉の意味について、
私は正直なところ理解しがたかった。
あの状況であんなに複雑な会話を長く出来るかなあという疑問も少々。
凄惨な展開が続くが、読後感は悪くない。
犯人がもっと早く、あの最後の結論に達してくれれば
良かったのにとも願う自分がいる。
……それだと、そもそも殺人事件が起きない事になるから悩ましいですがね。
それでは。また次回。
2005年作の『ドクターM殺人事件』を改稿、改題した作品。
途中までの印象は、『インシテミル』(by米澤穂信)に近かった。
変わり者が建てた要塞のような洋館に集められた
5人の男性。
年齢も職業も一貫性のない彼らの間で起こる殺人事件。
降りしきる豪雪に閉じこめられ脱出不可能という、
出来すぎのようなシチュエーション。
この作品の大きな特徴は、犯人の行動原理だと思う。
犯人から説明された「王様のトリック」という言葉の意味について、
私は正直なところ理解しがたかった。
あの状況であんなに複雑な会話を長く出来るかなあという疑問も少々。
凄惨な展開が続くが、読後感は悪くない。
犯人がもっと早く、あの最後の結論に達してくれれば
良かったのにとも願う自分がいる。
……それだと、そもそも殺人事件が起きない事になるから悩ましいですがね。
それでは。また次回。