数百メートルほど進むと、左手に扉が現れた。ハーレイは扉を開けた。
部屋の真ん中に置かれた石作りの椅子に、鎧を付けた骸骨が腰掛けていた。
右手には羊皮紙を握っている。
ハーレイは羊皮紙をつまんで動かしてみた。
予想通り、その動きをきっかけに、骸骨がガシャッと立ち上がり、
ぎくしゃくと剣を構えて迫ってきた。
並の冒険者ならば苦戦するだろうが、ハーレイの敵ではない。
ハーレイは骸骨を、ただの骨の山に化してから、改めて羊皮紙を調べた。
何とも恐ろしげな怪物の絵と共に、詩のような文が書かれている。
マンティコアに 出会ったならば
恐るべきは その尾なり
盾もて おのれの身を守れ
飛び来る 死の棘より
部屋西側の壁の窪みを調べたら、地下室への狭い階段が隠れていた。
アーチ型の入り口を潜り、西へ数百メートル進んだ所で、
階段は上りになり、はねあげ戸の付いた低い天井で道は終わった。
戸の上では何やら声が聞こえるが、くぐもっていてよく聞こえない。
ハーレイは斧を構えた上で、戸をはねあげて上の階へ飛び出した。
上の階は眩しいほど明るくランタンに照らされた部屋だった。
真ん中に据えた砥石で、2体のゴブリンが短剣を研いでいる最中だった。
ハーレイは自分の身を守りながら、襲いかかってきた2体の攻撃をしのぎきった。
部屋の真ん中に置かれた石作りの椅子に、鎧を付けた骸骨が腰掛けていた。
右手には羊皮紙を握っている。
ハーレイは羊皮紙をつまんで動かしてみた。
予想通り、その動きをきっかけに、骸骨がガシャッと立ち上がり、
ぎくしゃくと剣を構えて迫ってきた。
並の冒険者ならば苦戦するだろうが、ハーレイの敵ではない。
ハーレイは骸骨を、ただの骨の山に化してから、改めて羊皮紙を調べた。
何とも恐ろしげな怪物の絵と共に、詩のような文が書かれている。
マンティコアに 出会ったならば
恐るべきは その尾なり
盾もて おのれの身を守れ
飛び来る 死の棘より
部屋西側の壁の窪みを調べたら、地下室への狭い階段が隠れていた。
アーチ型の入り口を潜り、西へ数百メートル進んだ所で、
階段は上りになり、はねあげ戸の付いた低い天井で道は終わった。
戸の上では何やら声が聞こえるが、くぐもっていてよく聞こえない。
ハーレイは斧を構えた上で、戸をはねあげて上の階へ飛び出した。
上の階は眩しいほど明るくランタンに照らされた部屋だった。
真ん中に据えた砥石で、2体のゴブリンが短剣を研いでいる最中だった。
ハーレイは自分の身を守りながら、襲いかかってきた2体の攻撃をしのぎきった。