好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

EP15 川田温子編(JC第7巻)考察。

2020-09-04 | 『シティーハンター』原作考察
『危険な国からきた女!』

獠と香がコンビを組んで1周年。
今回、本編は転機を迎える。
CH世界が、シリアスに幕を閉じるか、
コミカルに開かれるかが決まる。

この度の依頼人は、クーデター中のエマリア共和国から日本へ辿り着いた川田温子。
ただ実際、今回のキーパーソンは温子より、
彼女が守ろうとしている少年・拓也である。
温子に無邪気にすり寄る「子供」の面と、
獠から真剣に銃の扱いを学ぼうとする「男」の面を併せ持つ、
CHでは異色のゲストキャラ。

そんな拓也によって、獠と香の間に投げ込まれる”爆弾”。
彼ら二人が相思相愛だという真実。

この段落は、私個人の憶測が多くなるが、
今回の事件は、作者が最初に想定していた最終エピソードだったのではないだろうか。
もしも読者アンケートがふるわなかった場合、
獠と香はこの事件で完全に通じ合い、
二人で異国の強大な敵陣に立ち向かうーーと。

が、本編がこの先も続いていく事は、皆様ご承知の通り。
大宇宙の意志とでも言おうか、なぜか香の服を温子が着ているという偶然から、獠&香の仲はご破算に。

諜報員たちとの戦いも同様。
一見シリアスに引っ張って、最後はギャグで落とす様式美。
と言いますか諜報員さん達、何故にアパートの駐車場から忍び入ったのか。
普通に正面玄関から訪問すれば良かったんじゃないの?

フェーズ2「ルダス」終了。フェーズ3へ。
(※ルダス:遊戯的恋愛。複数の異性を手玉に取る)

それでは。また次回。

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