『危険な国からきた女!』
獠と香がコンビを組んで1周年。
今回、本編は転機を迎える。
CH世界が、シリアスに幕を閉じるか、
コミカルに開かれるかが決まる。
この度の依頼人は、クーデター中のエマリア共和国から日本へ辿り着いた川田温子。
ただ実際、今回のキーパーソンは温子より、
彼女が守ろうとしている少年・拓也である。
温子に無邪気にすり寄る「子供」の面と、
獠から真剣に銃の扱いを学ぼうとする「男」の面を併せ持つ、
CHでは異色のゲストキャラ。
そんな拓也によって、獠と香の間に投げ込まれる”爆弾”。
彼ら二人が相思相愛だという真実。
この段落は、私個人の憶測が多くなるが、
今回の事件は、作者が最初に想定していた最終エピソードだったのではないだろうか。
もしも読者アンケートがふるわなかった場合、
獠と香はこの事件で完全に通じ合い、
二人で異国の強大な敵陣に立ち向かうーーと。
が、本編がこの先も続いていく事は、皆様ご承知の通り。
大宇宙の意志とでも言おうか、なぜか香の服を温子が着ているという偶然から、獠&香の仲はご破算に。
諜報員たちとの戦いも同様。
一見シリアスに引っ張って、最後はギャグで落とす様式美。
と言いますか諜報員さん達、何故にアパートの駐車場から忍び入ったのか。
普通に正面玄関から訪問すれば良かったんじゃないの?
フェーズ2「ルダス」終了。フェーズ3へ。
(※ルダス:遊戯的恋愛。複数の異性を手玉に取る)
それでは。また次回。