『東海道戦争』(by筒井康隆)、読了。
全9話収録の短編集。
因みに中公文庫。出版は1978年。
中公文庫の裏表紙には、筒井氏の処女作品集とある。
そのじつ最初期の作品群であり、読んで、ある意味、全盛期の氏の作品を浴びる事となった。
既読作も幾らかあるが、今まで作品集などで見かけた、どれも尖った作品たちだ。
本命は表題。1965年初出。
何の理由も根拠もなく、突如として勃発した、東京と大阪の戦争。
オリンピックの盛り上がりをもう一度という軽薄なノリで始まるも、実際の戦闘は当然ながら酸鼻の極み。
後もう一つ強烈だったのが『堕地獄仏法』。
とある宗教に統率された日本。
物質面では極めて満たされた一方、言論の自由がまるで無い世界。
どちらも、実は今の時代こそ読んでみた方がいい作品かもしれない。
意義のある時間を持てました。
それでは。また次回。
全9話収録の短編集。
因みに中公文庫。出版は1978年。
中公文庫の裏表紙には、筒井氏の処女作品集とある。
そのじつ最初期の作品群であり、読んで、ある意味、全盛期の氏の作品を浴びる事となった。
既読作も幾らかあるが、今まで作品集などで見かけた、どれも尖った作品たちだ。
本命は表題。1965年初出。
何の理由も根拠もなく、突如として勃発した、東京と大阪の戦争。
オリンピックの盛り上がりをもう一度という軽薄なノリで始まるも、実際の戦闘は当然ながら酸鼻の極み。
後もう一つ強烈だったのが『堕地獄仏法』。
とある宗教に統率された日本。
物質面では極めて満たされた一方、言論の自由がまるで無い世界。
どちらも、実は今の時代こそ読んでみた方がいい作品かもしれない。
意義のある時間を持てました。
それでは。また次回。