『アーカム計画』(byロバート・ブロック)、読了。
1979年作。
いわゆる「クトゥルフ神話」の集大成という触れ込みで知った。
全体で3話構成。
或る男性が、或る絵画をきっかけに謎に巻き込まれる。
その男性の妻が、謎の真相を求める。
その後、また別の男性が、結果的に世界の終末を引き起こす。
読むと、なるほど確かに、クトゥルフ大系からのモチーフが大量に出てくる。
その連携ぶりの魅力を理解できないのは、私の方の問題だ。
全体的なストーリーも、クトゥルフ大系に明るくない私には、辛かった。
タイトルにある「アーカム計画」により、世界中の有識者たちが総攻撃を仕掛けるのは興奮したが、それくらいで人間が勝てる相手じゃないからね分かってたけどね。
私には、巻末にあった解説文が救いで癒しだった。
ホラーを純粋に楽しんでた作者陣が微笑ましかったな。
それでは。また次回。