この事件は、読めば読むほど、虚しくなる。
昔の事件に、何と魅力があった事かと思い出す。
かつて少年探偵団は、小学生トリオが主軸だった。
彼らがやりたがる事は、客観的には無謀であっても、
子供らしい情熱が走っていた。
コナン、そして灰原は、そんな子供たちの保護者として、
ブレーキとして機能していた。
それがこの事件では、彼らの信頼関係は、完全に霧散してしまっている。
特に灰原が、コナンの忠告を一切無視して暴走。
具体的な対策を先延ばしにして、戦う術もないのに悦に入って、
最後にコナンに助けてもらっているのに感謝もせずに睨みつける。
「諏訪湖の毛ガニのタオル」「る・こ・に・て」の暗号については、
子供が咄嗟に考えたにしてはレベルが高いが、非常に古典的なネタである。
そして、事件をややこしくした元凶は、間違いなくその子供自身である。
彼が迷惑な嘘を日頃からばら撒いていたから、
誰にも信じてもらえず、自分と母親と、
ひいては赤の他人である少年探偵団の命を危険にさらしたのだ。
正直に申し上げて、この事件のタイトルには、
危機一髪でなく、「自業自得」の四字が相応しいと私は思う。
それでは。また次回。
昔の事件に、何と魅力があった事かと思い出す。
かつて少年探偵団は、小学生トリオが主軸だった。
彼らがやりたがる事は、客観的には無謀であっても、
子供らしい情熱が走っていた。
コナン、そして灰原は、そんな子供たちの保護者として、
ブレーキとして機能していた。
それがこの事件では、彼らの信頼関係は、完全に霧散してしまっている。
特に灰原が、コナンの忠告を一切無視して暴走。
具体的な対策を先延ばしにして、戦う術もないのに悦に入って、
最後にコナンに助けてもらっているのに感謝もせずに睨みつける。
「諏訪湖の毛ガニのタオル」「る・こ・に・て」の暗号については、
子供が咄嗟に考えたにしてはレベルが高いが、非常に古典的なネタである。
そして、事件をややこしくした元凶は、間違いなくその子供自身である。
彼が迷惑な嘘を日頃からばら撒いていたから、
誰にも信じてもらえず、自分と母親と、
ひいては赤の他人である少年探偵団の命を危険にさらしたのだ。
正直に申し上げて、この事件のタイトルには、
危機一髪でなく、「自業自得」の四字が相応しいと私は思う。
それでは。また次回。
灰原のキャラが特に暴走していて本物の小学生三人が蔑ろですね。灰原が圧倒的キャラ人気があるので仕方ないのかも知れませんが…。
「昔はよかった」とおっしゃるので小学生編を思い返してみたところ、太陽の暗号編や猫探し編、古城編や洞窟脱出編など魅力に溢れていてやはり悲しくなりました。
元太「オレにも話させろよー」とモメた弾みで偽親が画面に映る→
コナン忠告しようとするも歩美が喧嘩を止めようと電話を切ってしまう→
忠告を察した灰原は子供たちを見守りつつ独自に調査→
小学生トリオがカルタの暗号を見破る→
灰原「これで決定的ね」とコナンに電話するが偽親に見つかる→
コナン&高木が現場に駆けつけ事件解決→
「もう嘘はつかない」と泣く少年だが母親に叱られ「お母さんなんか嫌い」→
嘘つかないんじゃなかったか?と小学生トリオにからかわれる→
灰原「自分の本当の気持ちに素直にならないと。ねぇ? 江戸川くん」(くすくす)→
コナン(どーゆー意味だよ!)と内心ツッコミ
……こういう展開になってほしかったなあ、なんて(笑)。