好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

其れは、ZeroとSNをつなぐ物語。

2020-03-13 | Fate ( stay night 中心)
『ロード・エルメロイII世の事件簿 1 剥離城アドラ』(by三田誠)、読了。

『Fate stay / night』のスピンオフ『Fate / Zero』のスピンオフ……
という奇妙な立ち位置から、読むのを長年ためらっていた。
が、曲がりなりにもミステリ作品、それもTVアニメ版も作られるほど話題なら
読んでみるかと思い立った。
FGOでサーヴァントとしても登場してる“彼”の様子を確かめたくなったし。
(本当はウェイバーくんと呼びたい私)

全体的な感想としては。
予想していた通り、Fateの世界観を知らない読者には厳しい。
単に、ミステリらしいからと手を出すと痛い目に遭う。

けれど。逆に言えば、Fateの世界観を踏まえた
ミステリ(推理小説)的なミステリー(神秘小説)としては好印象。
「魔術刻印」は魔術師のアイデンティティそのものであるという設定が、
トリックに巧みに落とし込まれている。
天使名にまつわる暗号も、対応表が載っている以上、れっきとしたフェアプレイ。

やはり、自分は小説を読むのが性に合う。第2巻いつ読もう。
個人的には、どうにも陰鬱に終わったZeroよりも、
こちらのシリーズの方が好みかもしれない。

それでは。また次回。

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