里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

お能であそぼう

2009年05月03日 | 家族・友人
喜多流大島能楽堂の主宰で子供達を対象にした“能の体験講座”があるというので、
家の婆さんに引きづられて孫の一家と一緒に参加した。

先ず、“西王母”という紙芝居を見せて貰った。
「むかし中国で、天から西王母という仙女がやって来て、三千年に一度花を咲かせ
 て実を結ぶという仙桃を王様に捧げ、舞を舞う」
というストーリーだ。

さて、いよいよお稽古だ。
能楽堂の3人のお嬢さんを先生に、膝を叩いて太鼓の練習をし、大声で“おうたい”
の練習だ!
気になるので孫の様子を見ると、お腹を叩いて結構集中している。
私はというと、「はなもえ えるや さかづきの」と、生まれて初めての謡曲に冷汗
を掻いてしまった!

最後は、扇の扱い方の練習だ。
孫はどうやら面白がっているようで安心したが、私は丁重にお断りをしてカメラマン
に徹した。
家の婆さんときたら何をやらせるやら、冷汗や恥の掻き通しの一日だった!



2009年05月02日 | 家族・友人
今年も5月の連休を利用して、娘の一家が東京からやって来た。

早速、市立動物園へ連れて行って身長を測ったところ、この一年でかなり大きくな
ったものの、エンペラーペンギンには少し及ばなかった。

最近はカメラに向かうと必ずピースサインを出すが、未だ来たばかりでかなり緊張
しているようだ。
昨年5月今年5月、緊張してピース

しかし、暫く遊ぶ内にスッカリ慣れてきてご機嫌だ!
見守る娘も親馬鹿丸出しで、目が糸のようだ! 昔の私もこうだったかしら!?



サクラ見物

2009年04月15日 | 家族・友人
日曜日に、山野草講座のO先輩のお宅へサクラ見物に行って来た。
立派なお庭で、池には花筏(→)も浮かんでいた。
見上げると正面にサクラの咲く山があり、そこから花吹雪が舞い落ちているのだ。
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庭を通り抜けて山に登り、桜並木をくぐって家の背後に回るとサクラの咲く山の
全景が見える。
山はまるで借景のようにしつらってあり、そこから舞い落ちる花吹雪が正しく絵に
なる見事な造りだった!

(サクラの咲く山→アップ)
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山野草は丁度ひとしきり咲き終わったところで花を見る事は出来なかったが、花梨
の可愛い花が印象的だった。

ところで、私より先に来た母子3組のグループが居た。
子供が、「お母さん、オシッコ」「アイスクリームが欲しい」などと言うたびに、
O先輩がにこやかに対応しているのでてっきりお孫さんかと思ったが、後で聞くと
赤の他人なのだそうだ。
口コミで多くの人がやって来るし、中には黙って弁当を食べて帰る人も居るとか。

先ほどの客達も出されていたお茶菓子を、「持って帰ってもいいよ」と言われたの
を良い事に、手ぶらで来たのに全部持って帰ってしまった!
お人柄の良いO先輩だからこそ出来る事で、見事な庭ともども感心させられた!


トムとジェリー ?

2009年02月16日 | 家族・友人
舅が昨年の今頃に続き、今年も「息苦しい」と訴えたので、倉敷中央病院へ連れて
行った。

結果は特に異常は無く、「多分、加齢に伴うものでしょう?」との診断で、取り敢
えず安心した。
何しろ、84歳にして未だ現役の百姓で、おまけに煙草まで吸う。

ドクターから、
「自分で油に火を点けておいて消火をしてくれと言っているようなもので不可能です!」
とキツク言われたが、“異常なし”の言葉を聴いて俄然元気になった!

「一寸病院の中を見学して来る」と言いおいて、さっさと行ってしまった!
気遣って家内が「お父さん、待って!」と叫びながら後を追っかけて行く。
まるで“トムとジェリー”で、面白い親子だ!

ところで、この倉敷中央病院。 
有名な大原美術館を造った大原孫三郎さんが建てた病院で、最新鋭の医療を提供し
ているだけではなく、四季を通じて花が楽しめる温室・図書室・休憩室・ギャラリー
などで寛げる、大きくて綺麗な病院だ。
しかも、創業者の意思で、病室には等級がなく患者からの心付けも厳禁されていて
全く平等公平の精神で運営されている上に、料金もかなり安い!

昨年2月8日のブログにも載せたが、この大原孫三郎さん、
大地主で、クラボウ社長の2代目という身分であるにもかかわらず、社会や労働者
に大いなる貢献をし、日露戦争で増えた孤児を救う為に、会社の利益の大半を投入
して孤児院を支援したが、その額は現在の金額で数百億円と言う。

世界の昨今のリーダー達は、少しでも不況になろうものなら直ぐに労働者の首切り
をするが、会社や経営陣が労働者支援に乗り出した話はついぞ聞かない。 
そんなリーダー達には、是非大原孫三郎さんの爪の垢を煎じて飲ませたいものだ!


孫に再会

2009年01月27日 | 家族・友人

新潟の帰りにもう一度孫を呼び出し、新宿で孫の好きな蕎麦を一緒に食べた。
ほっぺたに海苔をくっつけて無心に遊ぶサマは食べてしまいたいくらいに可愛い!

名残惜しいが一路福山を目指す。 富士山も私同様にご機嫌だ!

新潟では私達が帰って20cmも雪が降ったというのに、例年雪の多い米原辺りに
は全く雪は降っていない。
しかし、伊吹山まで帰ると雲がかかっていて頂上付近は全然見えない。 
或いは、孫から遠ざかった私の気持ちを察し共に泣いていてくれるのだろうか? 



孫、帰る…!

2008年09月15日 | 家族・友人
孫達がやって来てあっという間に6日が過ぎ、
「爺ちゃんまた来るからネ!」と言い残し、帰ってしまった。

折りしも、カメラのオートフォーカスも壊れてしまい、ピント合わせも儘ならない。
爺チャンは二重にガックリだ!



稲刈り初体験

2008年09月14日 | 家族・友人
今日は、娘の一家と一緒に舅の家の稲刈りを手伝いに行った。

婿は、日ごろはPCを扱うだけの仕事をしており、今迄全く百姓をした事が無いのに
今年は田植えに続いて稲刈りも気持ちよく手伝ってくれた。 ありがたい事だ!
しかも、流石に若いだけあって少し説明を聞いただけで、田植え機も稲刈り機も乗
りこなす。 私と違って器用なものだ。

孫も父親の応援をしてくれたし、偶然妹婿もやって来て手伝ったので、稲刈り機2
台であっという間に済んでしまった。

限界集落には珍しい光景で、舅もスッカリご満悦だった! この分だとコシヒカリ
の新米が届くのが早くなりそうだ。

(稲刈り初体験の娘婿とお手伝いする孫)



孫(2)

2008年09月12日 | 家族・友人
今日は、神辺町の堂々川公園に連れて行った。

堂々川は勾配がキツイ為か江戸時代から幾つもの石組みの砂留が造られていて、

現在はその一部に公園も造られ、広場ではグランドゴルフ、小川では水遊びが出来
るように整備してあり、訪れる人も多い。

孫もおもちゃを流しては拾いに行く遊びに夢中で、大喜びしながら飽きる事を知ら
ない! お爺ちゃんもそれを眺めて一日を楽しんだ。

飛び入りで毒蛇のヤマカガシもやって来たが、こんな物騒な奴はお断りだ!



2008年09月11日 | 家族・友人
昨日、ようやく取れた夏休みを利用して、東京から娘一家がやって来た。 
そこで、孫が未だ海へ行った事が無いというので、仙酔島へ連れて行った。

先ず鞆の町で、いろは丸展示館(上段の画像)と太田家住宅(下段の画像、鞆七卿
落遺跡)を見学。
“いろは丸”は、嘗て坂本竜馬が伊予大洲藩から借りていた船が、紀州藩の船と鞆
沖で衝突して沈没した際、竜馬は大藩を相手に難癖をつけて7万両もせしめたのだ
そうだ。 幕府の威信も落ちていたのだろうが、竜馬も流石に凄い! 

次は、船で仙酔島に渡る。

初めて見る海におっかなびっくりだった孫も直ぐ慣れて、カニやヤドカリに大喜び
で、帰る頃にはスッカリご機嫌だった! お爺ちゃんも楽しい一日だった!



舅の誕生祝

2008年08月27日 | 家族・友人
舅が84歳の誕生日を迎えたので、食事に誘ってささやかに祝った。

場所は矢掛町の“石亭、松の茶屋”。 
昔は庄屋だった家を買い取って料理屋に改造したのだそうだが、外から見ると単な
る大きな古いお屋敷だ。

門を潜ると蔵が2棟あり、小川が流れている庭は大木こそないものの瀟洒な造りで、
昔はさぞお金持ちだった事をうかがわせる。

中に入って、客が少ないのを幸いにあちこち見て回ったが、食事をする場所から滝
が見える部屋もある。 昔の庄屋というのは大した暮らしをしていたらしい!

極めつけはその奥にある蔵を改造した部屋で、床下に一抱えもある銭甕が5~6個
もある! 戦後GHQがやって来て、屋内を徹底的に調べた時に見つかったもので、
それまで家人も知らなかったそうだ。 何とお金持ちというのはおおらかなものだ。

我々の家に、もしそんな物があろうものなら気になって仕方が無いのだろうが、
まあ、お金が貯まる前に使ってしまうので気にかける事も無さそうだ。
「一度くらい、銭甕を泥棒に盗られる心配をしてみたい」
と一同大笑いだ!

という訳で、貧乏一家が和やかに一日を過ごした。
何はともあれ、舅夫婦には元気で長生きをしてくれるように願うばかりだ!