正戸山の近くに“道通神社”という小さな祠があった。
何の事か分からずどうも気になったので調べて見ると、笠岡市の横島にある道通神社から
分祀したものらしい事が分かったので、早速ご本家を訪問して詳しく調べてみた。
場所は、先日通ったカブトガニ博物館の直ぐ北にある丘の上で、昔は文字通り島だ
ったらしい。
鳥居をくぐると拝殿が見えてくる。
更に進むと、左手には社務所の前に神馬がいて、拝殿の後ろには本殿が続く。
いずれも立派な造りで、掃除も行き届いていて気持ちが良い神社だ。
祭神は猿田彦命と応神天皇で交通安全・開運授福・諸願成就のご利益があり、特に
猿田彦命については西日本一由緒深い神社とされ、交通安全・開運授福・船玉の神
として敬われ、遠くからの参拝客も多いという。
本殿の左横に回ると“道通様の幸福の神使”2体の他、蛇を祀った小さな瓦製の祠
がたくさん並んでいた。
“道通様”というのは“トウビョウ”と呼ばれる小さなヘビで、人に憑いたり祟っ
たりするので恐れられ、これを鎮める為に祀られているのだそうだ。
道通信仰(蛇神信仰)は中四国の瀬戸内海地方にみられ、各地に“道通様”が祀ら
れているがほとんどがこの横島の道通神社からの分社で、金運・腹痛・神経痛・受
験などにご利益があると言われているとか。
古来、蛇は簡単には死なずしかも身体を絡ませて長時間交尾する事から、人間は脅
威と逞しい生命力を感じ、世界中で神として信仰されて来たという。
人に憑いたり祟ったりするという考えも、そういった恐れから生まれたらしい。
(これでようやく疑問が解消した!)
また、鏡餅は蛇がとぐろを巻いた姿を表し、注連縄は蛇が絡まって交尾をしている
姿を表していて、共に蛇神信仰の名残りだとする説もあるという。
果たして真相はどうなのであろうか?
昔から、
「あの人は用心した方が良いよ!」
「“道通さん”を祀っているから、
機嫌を損ねさせると道通さんの
祟りがあるよ!」
などとよく悪口の引き合いに出される神だ。
何の事か分からずどうも気になったので調べて見ると、笠岡市の横島にある道通神社から
分祀したものらしい事が分かったので、早速ご本家を訪問して詳しく調べてみた。
場所は、先日通ったカブトガニ博物館の直ぐ北にある丘の上で、昔は文字通り島だ
ったらしい。
鳥居をくぐると拝殿が見えてくる。
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鳥 居 | 拝殿 |
更に進むと、左手には社務所の前に神馬がいて、拝殿の後ろには本殿が続く。
いずれも立派な造りで、掃除も行き届いていて気持ちが良い神社だ。
祭神は猿田彦命と応神天皇で交通安全・開運授福・諸願成就のご利益があり、特に
猿田彦命については西日本一由緒深い神社とされ、交通安全・開運授福・船玉の神
として敬われ、遠くからの参拝客も多いという。
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社務所 | 奥拝殿と本殿 |
本殿の左横に回ると“道通様の幸福の神使”2体の他、蛇を祀った小さな瓦製の祠
がたくさん並んでいた。
“道通様”というのは“トウビョウ”と呼ばれる小さなヘビで、人に憑いたり祟っ
たりするので恐れられ、これを鎮める為に祀られているのだそうだ。
道通信仰(蛇神信仰)は中四国の瀬戸内海地方にみられ、各地に“道通様”が祀ら
れているがほとんどがこの横島の道通神社からの分社で、金運・腹痛・神経痛・受
験などにご利益があると言われているとか。
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古来、蛇は簡単には死なずしかも身体を絡ませて長時間交尾する事から、人間は脅
威と逞しい生命力を感じ、世界中で神として信仰されて来たという。
人に憑いたり祟ったりするという考えも、そういった恐れから生まれたらしい。
(これでようやく疑問が解消した!)
また、鏡餅は蛇がとぐろを巻いた姿を表し、注連縄は蛇が絡まって交尾をしている
姿を表していて、共に蛇神信仰の名残りだとする説もあるという。
果たして真相はどうなのであろうか?