里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ベニバナヤマシャクヤク咲く!

2009年05月20日 | 庭の山野草
H17年に播種したベニバナヤマシャクヤクが4年目でようやく花をつけた!
花期はヤマシャクヤクより一ヶ月ほど遅いが、少し背が高くて色も派手だ。
ベニバナヤマシャクヤク(赤花)ヤマシャクヤク(白花)ベニバナヤマシャクヤク(白花)

ところで、このヤマシャクヤク達、調べて見ると結構厄介な代物だ。
ベニバナヤマシャクヤクなのに白花もあるし、見た事はないがヤマシャクヤクには
赤花もあるという。

しかも、ベニバナヤマシャクヤクには通常葉の裏に毛が生えているが、無毛の種類
もあり“ケナシベニヤマシャクヤク”というのだそうだ。
種     類葉の毛柱頭(めしべの先)
ヤマシャクヤク両面とも毛が無い短く外側に少し曲がる
ベニバナヤマシャクヤク裏面に毛があるやや長く外側に強く曲がる
ケナシベニヤマシャクヤク両面とも毛が無い

そこで、我が家のヤマシャクヤク達の葉裏の毛を点検して見た。
すると、毛が無い筈のヤマシャクヤクに毛が生えていて、毛がある筈のベニバナヤ
マシャクヤクには毛が無い! お前達は何者だァ?

(ベニバナヤマシャクヤク→ヤマシャクヤク)
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クマガイソウ咲く!

2009年05月14日 | ササユリ山に咲く花
久し振りに“ササユリ山”へ行ってみたところ、クマガイソウが咲いていた。
一昨年の7月に、家内が石鎚山から買って来てくれたものを植えておいたのだが、
今年初めて花をつけた!


やはり、石鎚毘古神の霊験はあらたかであった! この分だと、繁殖してくれる事
間違いなしだろう。 今から楽しみだ!



キエビネとシジュウガラ

2009年05月10日 | 庭の山野草
一昨年に、“ササユリ山”の近くに住むAさんから貰ったキエビネ(→アップ)が
初めて咲いた。
“ササユリ山”の近くで自生しているのだそうだが、私も殖やして山へ帰そうと思
っている。
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畑に出てみると、巣立ちしたばかりのシジュウガラの雛が居た。
私の姿を見て情けない顔をしていたが、やがて泣き出しそうな顔(→)になって
しまった。

山へ山野草を帰すのは良いが、イノシシや花盗人に荒らされて、こんな泣き顔
になってしまうのでは…と、つい取越し苦労をしてしまった!
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皿ヶ峰の宿題

2009年05月09日 | 野外講座

ところで、皿ヶ峰には珍しい植物があった。 “ヒマラヤの青いケシ”だ!

(ヒマラヤの青いケシ→蕾)
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一昨年の2月、岡山の山草会で“ヒマラヤの青いケシ”の苗を買って来たのだが、
咲いて見ると何と橙色の“カンブリカ”と言うヨーロッパ原産の品種で、大変ガッ
カリした経験があるだけに興味津々だ!

さて、問題は開花時期だ。 どうしたものか悩ましい!
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ヒマラヤの青いケシ?の蕾(→花)ヒマラヤの青いケシ?の葉

帰りの来島海峡SAでは面白い話?を聞いた。 
この5月連休で観光客がドット押しかけ、食堂の従業員がテンヤワンヤの大騒動を
するほどだったらしい! 

しかし、この観光客達、「千円は有難い、麻生さんありがとう!」などと単純に喜
んではいられない。
この値下げによる高速道路会社の減収は国が補填する事になっていて、その額
は五千億円にもなるらしい。 
そうでなくても借金だらけの国の財布、直ぐに消費税増税で大きな利子をつけて
取り戻されてしまいそうだ! クワバラ クワバラ!

(来島海峡SA)



皿ヶ峰で出合った花達

2009年05月08日 | 野外講座

皿ヶ峰には実に様々な花達が咲いていて、初めて出合った花もあった。

先ずは、ミツバコンロンソウ。 
コンロンソウも群生していたが、それにくらべて背丈が低く、上から写すのがやっ
とだった。
ミツバコンロンソウ(3小葉)コンロンソウ

次は、コミヤマカタバミ。
普段よく見るミヤマカタバミにくらべると小型で、花の中心部が黄色だ。
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コミヤマカタバミ(→花)広島県北のミヤマカタバミ

次は、ミツバテンナンショウ。
普段よく見かけるムサシアブミに似て小葉の数が3枚だが、ムサシアブミより遥か
に小型だった。
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ミツバテンナンショウムサシアブミの葉(→花)

次は、ネコノメソウの仲間2種。
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イワボタン、別名:ミヤマネコノメソウ(→花)コガネネコノメソウ(→花)

次は、アワコバイモの実とクロフネサイシン。
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アワコバイモの実(ピンボケ!)クロフネサイシン(→花)

後は、ワチガイソウ・エイザンスミレ・ジロボウエンゴサク・イチリンソウ・ヤマブ
キソウ・ルイヨウボタンなどのお馴染みの花達だが、何といってもハシリドコロ
の群生には驚いた。 未だ咲いていないがトリカブトも随分多かった。
濡れ落ち葉が邪魔になったご婦人方には格好の場所だ!
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ワチガイソウエイザンスミレ(→花)
ジロボウエンゴサクイチリンソウ、ヤマブキソウ
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ルイヨウボタン(→花)ハシリドコロ(→花)

そして、アッという間に目的地の龍神平に到着した。



シコクカッコソウ

2009年05月07日 | 野外講座
今回の野外講座は、愛媛県の皿ヶ峰(標高:1,270m)。

標高950mの駐車場から龍神平(標高:1150m)を目指す登山道は、良く整備され
ていてしかもなだらかだった。 
その上に、北側斜面なので登山道脇には実に山野草が多く、正しく山野草の宝庫だ
った!

そして、ついに今日の本命“シコクカッコソウ”に出合った。 

サクラソウの仲間だけにクリンソウやサクラソウと花の形が良く似ていて美しい。
自生しているものを見るのは初めてだっただけに感動した!
シコクカッコソウクリンソウサクラソウ

シコクカッコソウは花の中央の喉の部分が紅紫色だが、群馬県に自生しているカッ
コソウは赤黒いのだそうだ。

シコクカッコソウ(サクラソウ科、サクラソウ属)
愛媛県や徳島県で山地の林内に自生する多年草。 草丈は10~20cm。
長い柄の先に径が5~12cmで広円形の葉をつける。 基部は心形。
葉の縁は浅く裂けていて表面には皺があり、葉や葉柄や花茎には毛がある。
花期は4~5月で、長く伸びた花茎の先端に径が2~3cmで紅色の花を5~10個
つける。 花弁はハート型で基部はつながっていて筒型。

(名前の由来)
カッコソウの仲間で、愛媛県などに自生するので“シコクカッコソウ”と名づけら
れた。
カッコソウについては、
 ・郭公の鳴く頃に咲くから“郭公草”と名づけられた。
 ・鞨鼓(鼓の一種)に似ているから“鞨鼓草”と名づけられた。
 ・花の色が紅色なので、勝れた紅色の草という意味で“勝紅草”と名づけられ、
  それが訛って“カッコソウ”となった。
などの諸説があるそうだ。


サクラソウ、クリンソウ

2009年05月06日 | 庭の山野草
サクラソウの花が終わったと思ったら、

クリンソウの花が咲き始めた。
一昨年に岡山の山草会で貰った種から育てたもので、知り合いのAさんから貰った
ものより少し赤みが強いと思うのだが、写真を撮って見ると余り変わらないように
見える?
岡山の山草会で貰った種から育てたものササユリ山の近くのAさんから貰ったもの



川遊び

2009年05月04日 | 家族・友人
今日は、近くの川へ孫を連れて行った。
丁度、小学生の男の子達がザリガニ獲りをしていたので見せて貰ったが、孫も興味
を持ったようで一匹捕まえて差し出してやると、指でツンツン触って喜んだ!

ウン、そんなもので嬉しいのか? それなら爺ちゃんに任せておけ!
何しろ真冬でも川へ入って魚を獲っていたくらいだから、もう少し大きくなったら
50cmもある鯉を捕まえてやるからな!



お能であそぼう

2009年05月03日 | 家族・友人
喜多流大島能楽堂の主宰で子供達を対象にした“能の体験講座”があるというので、
家の婆さんに引きづられて孫の一家と一緒に参加した。

先ず、“西王母”という紙芝居を見せて貰った。
「むかし中国で、天から西王母という仙女がやって来て、三千年に一度花を咲かせ
 て実を結ぶという仙桃を王様に捧げ、舞を舞う」
というストーリーだ。

さて、いよいよお稽古だ。
能楽堂の3人のお嬢さんを先生に、膝を叩いて太鼓の練習をし、大声で“おうたい”
の練習だ!
気になるので孫の様子を見ると、お腹を叩いて結構集中している。
私はというと、「はなもえ えるや さかづきの」と、生まれて初めての謡曲に冷汗
を掻いてしまった!

最後は、扇の扱い方の練習だ。
孫はどうやら面白がっているようで安心したが、私は丁重にお断りをしてカメラマン
に徹した。
家の婆さんときたら何をやらせるやら、冷汗や恥の掻き通しの一日だった!



2009年05月02日 | 家族・友人
今年も5月の連休を利用して、娘の一家が東京からやって来た。

早速、市立動物園へ連れて行って身長を測ったところ、この一年でかなり大きくな
ったものの、エンペラーペンギンには少し及ばなかった。

最近はカメラに向かうと必ずピースサインを出すが、未だ来たばかりでかなり緊張
しているようだ。
昨年5月今年5月、緊張してピース

しかし、暫く遊ぶ内にスッカリ慣れてきてご機嫌だ!
見守る娘も親馬鹿丸出しで、目が糸のようだ! 昔の私もこうだったかしら!?