里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

メバル夜釣り

2006年12月24日 | 釣 り
師匠が年末恒例の夜釣りに連れて行ってくれた。
総勢7名で賑やかに車を走らせ、大三島の宗方に直行。そこから渡船に乗り換え、夫々
思惑を胸に、三ッ子島、肥島、大下島、小大下島の岩場に分散した。
私は、前日に大阪の海遊館でメバルの生態をバッチリ勉強しておいたので、自信満々
で師匠の言うままに大下島の岩場に一緒に下りた。

(夜釣りポイント)

さて、その戦果なのだが…。
未だ明るい間はイソベラや子フグが嫌になるほど遊んでくれたものの、後は夕まずめ
に良形のメバルが1匹釣れただけで、その後は一晩中北風が吹き荒れサッパリ当たり
が無く、早々に納竿する羽目になってしまった。

こうなると、不貞寝するには寒すぎるので何もする事は無くなり、後はお湯を沸かして
インスタントラーメンを食べたり、熱燗で体を温めたりしながら師匠と昔話をするしか
無い。 迎えの船が来る朝までの数時間は、話の在庫が無くなる程長かったァー!
せめてもの慰め(?)は、帰りの船の中が一様に寡黙であった事か?

大阪、ポンペイ博

2006年12月22日 | 歴 史
何を思ったか家内が大阪のポンペイ博を見に行こうと誘う。
聞けば、「自分がイタリアで見て感動したから見せてあげたい」のだそうだ。
何だかインスタントラーメンを食べさせられるようで気が進まなかったが、その隣りに
海遊館(水族館)があると聞いて、俄然その気になって行って来た。

(大阪市港区、サントリーミュージアム、12/22)

説明書きによれば、
ナポリ南部のポンペイなどの町は、古代ローマ帝国が絶頂期に差し掛かった西暦79年
頃にヴェスヴィオ火山の噴火によって埋没したと言う。
18世紀に至ってようやく発掘が始まり今も続けられているのだそうで、今回の展示は
劇場・大運動場・居酒屋・宝石細工師の工房・船倉庫・貴族の別荘などの遺跡の写真の
ほか、優れた壁画や彫像・宝飾品などの現物で、いずれも一昔前のハリウッド映画を見
るような見事な物であった。

その頃の日本と言えば、
西暦 57年:奴国王が中国(後漢)に使いを送り、中国の光武帝から金印を授かる。
  150年:倭国大乱。
  239年:邪馬台国が30余国を支配。
  350年:大和朝廷が国内をほぼ統一。
…と言った状態で、当時のローマ文明の高さを改めて実感させられた。

高見山の植物、クサフジ

2006年12月16日 | 山野草

5~9月に咲く筈のクサフジが未だ咲いていた。
海沿いの南側の斜面は余程暖かいのであろう。 花の少ない時期だけに何だか儲かった
ような感じがした。

(高見山、12/14)

クサフジ=草藤(マメ科)
全国の日当たりの良い山地や林縁に生えるつる性の多年草で、長さは1.5mに達する。
名前の由来は、花と姿(つる状になる所)がフジに似ている草と言う意味で“草藤”と
名付けられたそうだが、5~9月に咲く紫色の花はフジと違って上向きに立ち上がる。

高見山の植物、ギンヨウアカシア、ユーカリ

2006年12月15日 | 花 木

どうもこの島の高見山周辺は園芸種の植栽が多く、遊歩道の脇には到る所にシンビジュ
ウムが見られる程で、感心できなかった。
このギンヨウアカシアやユーカリも始めて見るもので珍しかったが、外来種を山中へ植
えるのは考えものだ。

(高見山、12/14)
ギンヨウアカシアユーカリ

ギンヨウアカシア=銀葉アカシア、別名は花アカシア(マメ科)
オーストラリア原産で高さ15m位の常緑高木。観賞用に太平洋岸で栽培されている。
名前の由来は、葉の青白色を“銀”に見立てて、銀葉アカシアと名付けられた。
1~3月に径が1cm位の丸い黄色の花を房状にたくさんつける。

ユーカリ(フトモモ科)
主にオーストラリア南東部とタスマニア島に自生する常緑高木の総称で、変種を含める
と800~1000種類もあり、樹高も5mのものから70mを超えるものがあるそうだ。
コアラの食べ物として知られているが、成長がとても早い為に材木として利用されるほ
か、葉を傷の治療に用いたり、アロマテラピーや健康茶などにも利用されると言う。
葉の臭いを嗅いで見ると楠のような芳香があり、納得した。


高見山の植物、ホルトノキ、ビャクシン

2006年12月14日 | 野外講座
今日は、NHKの野外講座に参加した。
場所は、尾道市の向島(瀬戸内しまなみ海道の最初の島)。

先ず向島洋ランセンター前でホルトノキを見学し、次いで高見山(283m)で瀬戸内海
の展望を楽しみ、最後に岩子島の阿弥陀寺で広島県の天然記念物に指定されている
ビャクシンを見学したが、連日来の雨続きなのに今日だけ晴れ、久し振りに楽しむ事
が出来た。

(向島、岩子島の観光案内図)


ホルトノキ(ホルトノキ科)
千葉県以南に自生する高さ10mの常緑高木。 別名は、モガシ。 
広島県では、島や沿岸部の温暖な地域のお寺や公園に稀に植栽されているそうで、この
向島の木も洋ランセンターの前に植えられたものだ。
名前の由来については、
 ①“ホルトノキ”は、“ポルトガルの木”が訛ったもので元はオリーブを指したが、
  江戸時代に平賀源内がこの木をオリーブと間違えた為に“ホルトノキ”と呼ばれ
  るようになった…と言う説のほか、
 ②ポルトガルから来たと言う説もあるらしい。
6月頃穂状の小さな白い花をつけ、実は初めは緑色、冬になり熟して来ると黒紫色に
なるとの事だが、確かに実はオリーブにそっくりで、葉はヤマモモに良く似ている。

ビャクシン=柏槙(ヒノキ科)
別名をイブキ(伊吹)とも言い、その変種にはシンパク=真柏(ミヤマビャクシン=深山柏槙とも言う)がある。
本州以南の暖かい太平洋岸に散在して自生する常緑高木で、高さは15~20mにもなり、主幹はねじれる事が多い。
神社やお寺の庭に良く植えられているが、この阿弥陀寺の木は、巨樹である上に主幹
が直立しているのが珍しく、広島県の天然記念物に指定されたのだそうだ。
 樹 齢   :不 明 
 根周り   : 3.4m
 目通り幹囲: 3.7m
 高 さ    :約16 m
ホルトノキビャクシン


かぐや姫、東京へ

2006年12月10日 | 家族・友人
1ヶ月検診を済ませた初孫が東京へ帰ってしまい、耳を済ませても泣き声は聞こえず、
全く静かになってしまった。
諸先輩が言われるように孫は確かに大変可愛らしく、居なくなってしまうとハートに
大きな空洞が出来たようで、当分立ち直れそうに無い。 ガッカリだ!