(東城町・国広山、9月14日撮影)
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講師がママコナと説明してくれた。 継子菜と思いきや“飯子菜”なのだそうだ。
家に帰って調べてみたら、苞葉に鋸歯がないので、どうもミヤマママコナのような気
がした。
ミヤマママコナ
全国で、山地のやや乾いた林下に自生する1年草。
名前の由来は、ママコナよりやや高い山に生える事と、花弁の下唇に出来る2
条の突起(或いは種子)がご飯粒に見える事から“深山飯子菜”と名付けられ
たそうだ。
この仲間達は自分自身で生きて行くと同時に、イネ科やカヤツリグサ科の植物
と根を連結させて養分を横取りするそうで、かなり厚かましい。
似た植物にシコクママコナ、ママコナがあるが、主な違いは次の通り。
名 称 | 苞 葉 | 花弁下唇の突起 | 突起の奥 |
---|---|---|---|
ミヤマママコナ | 鋸歯はない | やや黄色 | 黄 色 |
シコクママコナ | 基部に疎らにある | やや黄色 | 黄 色 |
ママコナ | 鋸歯がある | 白 色 | 白 色 |
※苞 葉 :花の付け根に出る小さな葉。
※下唇の突起 :ミヤマママコナ、シコクママコナについては、事典によって
黄色と書いてある物や白色と書いてある物がある。