３月８日は、“フォレスト・サポーターズの日”というのだそうだ。
“フォレスト・サポーターズ”というのは、安倍首相当時に林野庁が中心になって推進した、
“美しい森林づくり国民運動”を担う為につくられた組織で、その活動の一つに、1990年に於ける温暖化ガス排出量の3.8％を森林に吸収させる為の森林整備を掲げている事から、それに因んで“フォレスト・サポーターズの日”としたらしい。
日本の国土の３分の２が森林で、その広さは2,500万ha あり、
１年間に、二酸化炭素を9,700万トン吸収し、酸素を7,100万トン放出するのだそうで、
日本の二酸化炭素排出量の８%を吸収し、国民の年間呼吸量の２倍の酸素を放出
している事になるという。
しかし、京都議定書では、1990年以降に植林や間伐などが行われた分しか二酸化炭素
の吸収を認めないので、これまでの水準の森林整備に加え、更に植林や間伐などを進め
て行く必要があるそうだ。
実は、私も予てから森林の荒廃を見かね、何かお手伝いする事はないかと思って、この
“フォレスト・サポーターズ”に登録しておいたのだが、一向にお座敷がかからない！
仕方無しに自分の山の手入れをしているが、どうやら我が家が排出する二酸化炭素に
ついては、山林約１ha分で全部吸収してくれているようだ！
暇つぶしに、残りの山林１haの二酸化炭素排出権が幾らで売れるか計算してみたが、
アバウトで、単価2,000円 × 吸収量約6.5トン ＝ 13,000円 にしかならなかった。
ウ～ン、やはり金持ちにはなれそうにない！
〔身近な二酸化炭素排出量とそれを吸収するに要する80年生杉の本数・面積〕
※林野庁のＨＰから引用した１年間当たりの量
〔日本に課された温暖化ガスの削減量〕
京都議定書では、基準年（1990年）の温室効果ガス排出量1261(百万トン)に対し、
第１約束期間（2008年～2012年）に於ける１年当たりの排出量を、６％削減した
1186(百万トン)とする事が義務付けられているが、我が国だけ特別に森林による吸収を
3.8％を上限としてカウントする事が認められたので、残りの2.2％は省エネなどで削減す
る必要がある。
※温室効果ガス：二酸化炭素、メタン、一酸化窒素排出量、代替フロン等の３ガス
〔美しい森林づくり全国推進会議〕…美しい森林づくり全国推進会議のＨＰから引用
平成19年に、次の世代に美しい緑を伝えていく為に民間主導で設立された会議で、全国
各地で美しい森林づくり地方推進組織も設立され、官民一体となって、
・平成19年からの６年間で300万haの間伐の実施（京都議定書森林吸収目標の達成）、
・100年先を見据えた多様な森林づくりを目標に「美しい森林づくり」にむけた取組を進め
ている。
又、平成20年からは“フォレスト・サポーターズ”が「美しい森林づくり推進国民運動」を
全国各地で進めており、連携しながら森林づくりの輪を更に広めている。
〔フォレスト・サポーターズ〕…フォレスト・サポーターズのＨＰから引用
「美しい森林づくり推進国民運動」を全国各地で幅広く展開して行く為に、林業に携わる
人や企業・団体などが集う組織で、
「森にふれよう」「気をつかおう」「森をささえよう」「森と暮らそう」の４つの活動を行うと
共に、多くの人達に参加して貰って森林をサポートしている。
〔美しい森〕
安倍さんが、2006年の自民党総裁選の時の政権構想“美しい国日本”の中で、
「文化、伝統、自然、歴史を大切にする国」を造ると述べた事から、林野庁が中心になって
森林が“美しい国日本”の礎となるように国民が一体となって“美しい森林づくり”を進めて行こうとの考えから全国的に運動してきたもので、
「思い出の森」「ふれあいの森」などの六つのテーマに基づく森のほか、ビジターセンターを
中心にキャンプ場・宿泊施設（炊事場つき）などが設けてある。
広島県には一箇所も無く、岡山県には１０箇所設けられているが、その内の、
“真備美しい森”を見た限りでは、どこにでもある里山にビジネスセンターや宿泊施設など
を設けただけの、お世辞にも“美しい森”とは言えない代物だった！
〔真備美しい森の遠景と施設の案内図〕
“フォレスト・サポーターズ”というのは、安倍首相当時に林野庁が中心になって推進した、
“美しい森林づくり国民運動”を担う為につくられた組織で、その活動の一つに、1990年に於ける温暖化ガス排出量の3.8％を森林に吸収させる為の森林整備を掲げている事から、それに因んで“フォレスト・サポーターズの日”としたらしい。
日本の国土の３分の２が森林で、その広さは2,500万ha あり、
１年間に、二酸化炭素を9,700万トン吸収し、酸素を7,100万トン放出するのだそうで、
日本の二酸化炭素排出量の８%を吸収し、国民の年間呼吸量の２倍の酸素を放出
している事になるという。
しかし、京都議定書では、1990年以降に植林や間伐などが行われた分しか二酸化炭素
の吸収を認めないので、これまでの水準の森林整備に加え、更に植林や間伐などを進め
て行く必要があるそうだ。
実は、私も予てから森林の荒廃を見かね、何かお手伝いする事はないかと思って、この
“フォレスト・サポーターズ”に登録しておいたのだが、一向にお座敷がかからない！
仕方無しに自分の山の手入れをしているが、どうやら我が家が排出する二酸化炭素に
ついては、山林約１ha分で全部吸収してくれているようだ！
暇つぶしに、残りの山林１haの二酸化炭素排出権が幾らで売れるか計算してみたが、
アバウトで、単価2,000円 × 吸収量約6.5トン ＝ 13,000円 にしかならなかった。
ウ～ン、やはり金持ちにはなれそうにない！
〔身近な二酸化炭素排出量とそれを吸収するに要する80年生杉の本数・面積〕
| 発生源 | 排出量 | 本 数 | 面 積 |
|---|---|---|---|
| １人の呼吸 | ３２０kg | ２３本 | 0.04 ha |
| 自家用車１台 | ２３００㎏ | １６０本 | 0.30 ha |
| １世帯 | ６５００kg | ４６０本 | 0.80 ha |
〔日本に課された温暖化ガスの削減量〕
京都議定書では、基準年（1990年）の温室効果ガス排出量1261(百万トン)に対し、
第１約束期間（2008年～2012年）に於ける１年当たりの排出量を、６％削減した
1186(百万トン)とする事が義務付けられているが、我が国だけ特別に森林による吸収を
3.8％を上限としてカウントする事が認められたので、残りの2.2％は省エネなどで削減す
る必要がある。
※温室効果ガス：二酸化炭素、メタン、一酸化窒素排出量、代替フロン等の３ガス
〔美しい森林づくり全国推進会議〕…美しい森林づくり全国推進会議のＨＰから引用
平成19年に、次の世代に美しい緑を伝えていく為に民間主導で設立された会議で、全国
各地で美しい森林づくり地方推進組織も設立され、官民一体となって、
・平成19年からの６年間で300万haの間伐の実施（京都議定書森林吸収目標の達成）、
・100年先を見据えた多様な森林づくりを目標に「美しい森林づくり」にむけた取組を進め
ている。
又、平成20年からは“フォレスト・サポーターズ”が「美しい森林づくり推進国民運動」を
全国各地で進めており、連携しながら森林づくりの輪を更に広めている。
〔フォレスト・サポーターズ〕…フォレスト・サポーターズのＨＰから引用
「美しい森林づくり推進国民運動」を全国各地で幅広く展開して行く為に、林業に携わる
人や企業・団体などが集う組織で、
「森にふれよう」「気をつかおう」「森をささえよう」「森と暮らそう」の４つの活動を行うと
共に、多くの人達に参加して貰って森林をサポートしている。
〔美しい森〕
安倍さんが、2006年の自民党総裁選の時の政権構想“美しい国日本”の中で、
「文化、伝統、自然、歴史を大切にする国」を造ると述べた事から、林野庁が中心になって
森林が“美しい国日本”の礎となるように国民が一体となって“美しい森林づくり”を進めて行こうとの考えから全国的に運動してきたもので、
「思い出の森」「ふれあいの森」などの六つのテーマに基づく森のほか、ビジターセンターを
中心にキャンプ場・宿泊施設（炊事場つき）などが設けてある。
広島県には一箇所も無く、岡山県には１０箇所設けられているが、その内の、
“真備美しい森”を見た限りでは、どこにでもある里山にビジネスセンターや宿泊施設など
を設けただけの、お世辞にも“美しい森”とは言えない代物だった！
〔真備美しい森の遠景と施設の案内図〕
