里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

トムとジェリー ?

2009年02月16日 | 家族・友人
舅が昨年の今頃に続き、今年も「息苦しい」と訴えたので、倉敷中央病院へ連れて
行った。

結果は特に異常は無く、「多分、加齢に伴うものでしょう?」との診断で、取り敢
えず安心した。
何しろ、84歳にして未だ現役の百姓で、おまけに煙草まで吸う。

ドクターから、
「自分で油に火を点けておいて消火をしてくれと言っているようなもので不可能です!」
とキツク言われたが、“異常なし”の言葉を聴いて俄然元気になった!

「一寸病院の中を見学して来る」と言いおいて、さっさと行ってしまった!
気遣って家内が「お父さん、待って!」と叫びながら後を追っかけて行く。
まるで“トムとジェリー”で、面白い親子だ!

ところで、この倉敷中央病院。 
有名な大原美術館を造った大原孫三郎さんが建てた病院で、最新鋭の医療を提供し
ているだけではなく、四季を通じて花が楽しめる温室・図書室・休憩室・ギャラリー
などで寛げる、大きくて綺麗な病院だ。
しかも、創業者の意思で、病室には等級がなく患者からの心付けも厳禁されていて
全く平等公平の精神で運営されている上に、料金もかなり安い!

昨年2月8日のブログにも載せたが、この大原孫三郎さん、
大地主で、クラボウ社長の2代目という身分であるにもかかわらず、社会や労働者
に大いなる貢献をし、日露戦争で増えた孤児を救う為に、会社の利益の大半を投入
して孤児院を支援したが、その額は現在の金額で数百億円と言う。

世界の昨今のリーダー達は、少しでも不況になろうものなら直ぐに労働者の首切り
をするが、会社や経営陣が労働者支援に乗り出した話はついぞ聞かない。 
そんなリーダー達には、是非大原孫三郎さんの爪の垢を煎じて飲ませたいものだ!


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