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『エル・フラメンコ』に行く

2008-07-06 10:05:15 | はしやすめ



サッカーEURO2008でスペインが優勝したから・・・
というワケではありませんが、
以前から一度訪れてみたかった日本で老舗のタブラオ、
新宿の『エル・フラメンコ』に行ってきました。

いやぁ~、驚きました。お見それしました。
どのくらいのレベルのフラメンコを見られるかと思ったら
muy maravilloso!(すばらしい!)
素晴らしいバイレ(踊り)を堪能できたのです。

いま来日しているのは、
メルセデス・アマジャとカリメ・アマジャの母娘。
メルセデスは、あの伝説のダンサー、フラメンコ魂の具現者、
カルメン・アマジャの姪にあたる、といえば
その踊りの価値がお分かりいただけるでしょうか。

カルメン・アマジャといえば、
あり得ない早さと技で魅せるサパテアード(靴の音で刻むリズム)と
高速回転するケブラータ(前傾姿勢でまわるブエルタ(回転))が
大きな特徴ですが、
血は受け継がれているんですねぇ、
今回みたアマジャ母娘も、その技で大いにタブラオを沸かせてくれました。
度肝を抜かれたとはこのことです!

特に娘のカリメは、いま一番脂がのってきた!という感じ。
その集中力と華麗さから目が離せませんでした。
まさにフラメンコのルーツ、ヒターノ(ジプシー)の魂の踊りを見た!
そんな気がするのです。
洗練された踊りとは一線を画すわよ、と云わんばかりの
燃えさかる炎のようなバイレでした。

もしフラメンコに興味がありましたら、
このアマジャ母娘のステージはおすすめです。
秋ごろまで日本にいるのではないでしょうか。

ちなみにルンベーラ(踊りながら唄う人)として
存在感のある恰幅の良い女性は、メルセデスのお姉さんらしい。
彼女の姿とパフォーマンスもステージ上忘れ難いものになるでしょう。
そしてギターのひとりはメルセデスの息子というのですから、
どうやらアマジャ一家で遠征してきているようです(^^)

あんな踊り、自分では絶対に不可能ですが、
目の保養、自分が踊るときのイマジネーションの訓練には
なりましたーーー。