日本人なら毎日使うであろう箸。
アタシなんぞ洗う時ついついぞんざいに扱いがちです。
この度、新しい箸をいただいてしまいました。
ご覧の二膳。
塗り物で、ちょっとざらついた手触りがまた持ち易く
良品です。
これは大事に扱わないと(^^;
お箸の専門店「銀座夏野」の品です。
こうしてお箸をしげしげと眺めると
デザインや色、長さや素材が気になります。
手に持ってみてしっくりくるかどうか、
掴みやすいかどうか、
愛着がわくかどうか。
やはり日本人は箸にこだわるやもしれません。
もしかしたら椀よりもずっと。
恥ずかしい話ですがアタシの箸の持ち方は正しくありません。
当然美しくありません。
昔から母に
「あなたには持ち方を教えたのにできない、弟は教えないのにできていた」
とバッサリ、嫌味を云われてきました。とほほ。
あと「箸を長く持つ人は親から距離をおいて生きてゆく、
短く持つ人は親元近くに居る」
なんて教えられましたが、それって何が根拠なんでしょうか?
きっと根拠はあるようでないんでしょうけれど(笑)、
箸はとかく縁起ものに関わることが多いように思えます。
それだけ日本人にとって身近で大切なものなのでしょう。
ですから、ついぞんざいに洗ってしまうアタシでも、
これまで使っていた箸を捨てる気にはなれません。
箸を捨てる、ってできないですよね?割り箸でない限り。
「銀座夏野」によると、箸の起源はピンセット型で、
一方が人間、一方が神様のものとされて
人と神を結ぶものと考えられていたそう。
人間が生きるための食物を口に運ぶ“はしわたし”ですもんね。
ちなみに「銀座夏野」では、ご希望とあらば使用済みの箸を箸供養してくれるそうです。
さぁ、みなさんもご自分の箸を眺めてみてください。
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