きのうのブログで書いた「月にうさぎ」という名の棗は
写真のような棚とともに使いました。
白木の美しい棚、これは溜精棚(りゅうせいだな)といいます。
写真は、お手前が終わって、棚に柄杓と蓋置きを荘りつけした状態です。
この溜精棚の特徴は、向かって左側(茶道用語で勝手付(かってつき)側)の格子になっている部分が
古い柄杓の柄を再利用した“ように”デザインされているところです。
というのも、裏千家の溜精軒という茶室の窓が、
使い古しの柄杓の柄でつくられていて
「杓の柄窓」として有名。
その意匠を棚に取り入れたのです。
その本当の「杓の柄窓」はこんな感じです。
(裏千家ホームページより)
茶道には、決まり事やら由緒やら山のようにあって
一生かかっても覚えられんだろぉ~とつい思ってしまいますが、
出会ったときが良縁。
気長につづけてゆくのがよいのかなぁ、とも思います。
きょうは敬老の日。
ウチの母方の爺婆は、御年96と95。
茶道において少しでも精進するために
ふたりの長生きにあやかりたいですわ(^^)
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