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昭和十六年一月号の「新潮」に発表された
太宰治の作品です。
清貧を広辞苑でひくと
行いが清らかで私欲がなく、
そのために貧しく暮らしていること。
とあります。
「あなたは清貧ですか?」
なんて質問、絶対に受けたくないなぁ。
そんなこと、自分で判断できるものじゃなく、
かといって「こころは清貧でありたいです」
なんてうまいこと云って逃げる勇気もない。
太宰も痛いところを突いてくる。
欲を出すことは悪いことではないはずです。
清貧であることが正しい、とは決めつけられないはずです。
しかしーーー。
き、きびし~い。
自分はどこを見ながら生きているかを
たずねられている気がします。
この「清貧譚」という作品について、さっき、
ある朗読者と電話をしていて話題になったので書きました。
意外な展開をするお話なので
よろしければご一読を。
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