老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

5.3憲法集会&パレード@日比谷

2009-05-01 17:06:31 | 憲法
今年も5月3日の憲法記念日に日比谷で憲法集会が行われ、「護憲+」も例年通りこのイベントに参加します。

私たちが不安定な雇用、福祉切り捨て、貧困にあえぎ、あるいは定額給付金や高速道路料金の値下げなど、選挙目当てのバラマキ政策に目を奪われている間にも、政府自民党は、ソマリア沖に自衛隊を派遣するなど「解釈改憲」を推し進め、着実に「改憲」への準備を進めています。自民党は「改憲」を諦めた訳ではなく、「憲法」は今は選挙の争点にならないので引っ込めているだけなのでしょう。

来年は「国民投票法」が成立してから3年が経ち、いつでも改憲手続きに入ることができることになります。5月3日は「平和に生きること」のかけがえの無さを噛み締め、今の政治がどこへ向かおうとしているのかを考えながら、銀座の車道をパレードしたいと思います。「老人党」と書いた小旗を見かけたら、是非声を掛けてください。ご一緒にパレードいたしましょう。

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◆ 輝け9条 生かそう憲法
2009年5・3憲法集会&パレード ◆

5月3日(日)13:30~15:30
~銀座パレ~ド
会場:日比谷公会堂(千代田区日比谷公園内)
スピーチ:落合惠子(作家)
益川敏英(京都産業大学教授・ノーベル物理学賞受賞者)
福島みずほ(社民党党首)
志位和夫(日本共産党委員長)
アトラクション:レラの会(アイヌ民族歌舞)
参加費:無料
手話通訳あり
主催:2009年5/3憲法集会実行委員会
(市民連絡会 03-3221-4668)
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「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子
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メディアと私たち

2009-05-01 10:08:50 | 社会問題
先日民主党小沢代表の秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕、起訴された報道以来、民主党や小沢代表の支持率が下がり続けています。検察はさらにその違反がいかにあくどいものかをリークし、マスメディアで取り上げさせました。もし「民主党に政権を渡したくない」という検察の意志の基にこれらの行為が行われたとすると、その意図はなかなか成功したといわざるを得ません。

権力はマスメディアを使い、自分たちのプロパガンダを広めようとします。一方日本のマスメディアはそれを無批判に報道しています。NHKばかりでなく、すべてのマスメディアが政府のスポークスマンのようです。しかし、日本の人々はまたそれを無批判に受け止め、マスメディアに踊らされがちです。

よい例が前回の衆議院議員選挙です。「郵政民営化、是か非か」「刺客」などというキャッチフレーズにたぶらかされ、与党に絶対多数の議席を与え、何でも「再可決」という「白紙委任状」を手渡してしまう結果になりました。

知事選挙でも、TVで名前のよく知られたタレントたちが次々と当選しています。わが千葉県も、詐欺のようなやり方で政治資金を手にした男が知名度だけで当選してしまいました。どうも選挙民は「こんな程度でだませる」と政治家に愚弄されているような気がしてなりません。TVで何度も見かけると、まるで自分がよく知っている人に見えてしまうのかもしれませんが、果たして自分の思いを託せる人かどうか、見通せるだけの眼力は有権者にとって必要なものです。

TVのキャンペーンを鵜呑みにせず、情報の出所とその真偽を見破ろうとするだけの意志を持たないと、自分の思いとは全くちがった政策を進められるかもしれません。しかも「のど元過ぎれば何とやら」であれだけ大騒動だった「郵政民営化」などすっかり忘れ去られています。有権者の圧倒的な支持を取り付けたはずの「郵政」は「民営化」されて、私たちにとってどんなところがよくなったのでしょうか?

一方ネットでは少数者の意見や、マスメディアでは伝えられないような情報も知ることができます。けれどもこういった情報にあおられてしまう人たちもたくさんいるのは事実で、よくブログが「炎上」します。わたしがよく覗くBBSでも中国や朝鮮半島の人たちを自分より低く見ることで優越感を持とうとする態度の人たちがいます。どうもそうすることが「カッコイイ」とでも思っているようです。

様々な情報の洪水の中、権力のプロパガンダにも飛語流言にも惑わされない、しっかりとした自分の視点を持つことの大切さを、改めて感じます。メディアは私たちにこの世の中の実に様々な情報を伝えてくれます。けれどもその膨大な情報の中から、本当のもの(決して自分にとって都合のよいものではありません)を選び出していく努力をしない限り、私たちは逆にメディアに振り回されてしまい真実を知ることができないのです。

「護憲+コラム」より
千葉の菊
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