今日発売のフライデー(12月27日号)の表紙に、石破幹事長の不気味な顔と『自民独裁化で始まる監視社会 恐怖のストーリー「逆らう国民はテロリストだ!」』というコピーがあったので、思わず買ってしまいました。
記事は概略以下のとおり。
(以下引用)
===
12月上旬、特定秘密保護法案の成立を目前にして、安倍晋三首相は側近の議員にこう話していた。
「支持率下落は覚悟の上で、短期決戦に臨んでいる。一旦下がることはあっても、また時間を置かずに上向くだろう。(略)成立すれば直接私が改憲を開いて、国民に丁寧に説明する。そうすれば反対している人にも理解してもらえるはずだ」
そして12月6日、与党のゴリ押しによって「天下の悪法」特定秘密保護法案が可決された。安倍首相は、言葉通り記者会見の場に登場。「国民の誤解を解くため」の説明をはじめた。
「これまでは国家機密に関するルールがなかったため、外国から十分な情報が得られなかった」
自信に満ちた表情でこう語ったが、むしろ国民の不信感は一層高まったはずだ。なぜならこれは完全に詭弁だからである。
(下防衛庁長官官房長の柳澤協二誌の証言・・略)
つまり、この法案の制定を急いだ安倍内閣、そして自民党の狙いは別にあるということだ。いみじくも石破茂幹事長が、「絶叫戦術はテロ行為と変わらないように思う」と自身のブログで言及したが、この法案によって政府に反対する勢力を“テロリスト”に仕立てて、追い込んでいくことがひとつの大きな目的なのだ。
(落合恵子さん、むのたけじさんの指摘、等・・略)
<中国と同じ強権国家への道>
実は、自民党の憲法改正草案には「人権よりも社会秩序の維持が優先される」という趣旨の文言が入っている。特定秘密保護法案は“社会秩序の維持を優先させる”ために利用されるのだろう。
さらにむの氏は、この法律が日本を戦争に向かわせる契機となる、と警鐘をならす。
(略)
安倍首相は「これで日本も国際社会と同等の“機密保持の仕組み”ができた」とご満悦だという。だが、海外から見ても日本は時代を逆行していると写るようだ。
(ニューヨーク・タイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー氏の指摘・・略)
むしろ日本は中国のような強権国家に向かって逆行している。中国に批判的な姿勢を示す安倍首相が、中国と似た国づくりを進めているとは、皮肉以外の何者でもない。
(高村薫さんの発言・・・略)
いまの安倍政権の人気を支えているのは、株高と景気回復への期待だ。実際、特定秘密保護法案の成立直前、日経平均株価は“誰かが操作したように”急騰した。
今後も安倍政権は、あらゆる手を使って株高を維持し、支持率が下降するのを防ごうとするだろう。安倍政権の正体見たり、だ。
====
(引用終わり)
何という端的で的確な指摘!「フライデー」侮るべからず!ですね。
更に、同じ号の別記事として、『何度見ても感動する「転落女性救出写真」「見せましょう!日本の底力を」』と題して、今年7月に起きた南浦和駅の京浜東北線ホームでの救出の様子を現場写真と共に再現。
『何度見てもジンとくる出来事を実現させた乗客の方々と、それを見事に世に届けてくれた繁田(読売)記者に、心から「ありがとう」と言いたい。
自民党の石破幹事長は11月20日付の自身のブログで特定秘密保護法案反対のデモを「テロ行為」と述べた。自発的に救助に動いた乗客たちと、民主主義への危機感からデモに参加する人たちとの間に何か違いがあるのか。この乗客たちが翌日、デモに参加したら、石破氏はやはり「テロリスト」と呼ぶのだろうか。』と締めくくっています。
良く言った、フライデー!パチパチパチ。
皆さんも是非買って読んでみて下さい。一読の価値がありますよ。
「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子
記事は概略以下のとおり。
(以下引用)
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12月上旬、特定秘密保護法案の成立を目前にして、安倍晋三首相は側近の議員にこう話していた。
「支持率下落は覚悟の上で、短期決戦に臨んでいる。一旦下がることはあっても、また時間を置かずに上向くだろう。(略)成立すれば直接私が改憲を開いて、国民に丁寧に説明する。そうすれば反対している人にも理解してもらえるはずだ」
そして12月6日、与党のゴリ押しによって「天下の悪法」特定秘密保護法案が可決された。安倍首相は、言葉通り記者会見の場に登場。「国民の誤解を解くため」の説明をはじめた。
「これまでは国家機密に関するルールがなかったため、外国から十分な情報が得られなかった」
自信に満ちた表情でこう語ったが、むしろ国民の不信感は一層高まったはずだ。なぜならこれは完全に詭弁だからである。
(下防衛庁長官官房長の柳澤協二誌の証言・・略)
つまり、この法案の制定を急いだ安倍内閣、そして自民党の狙いは別にあるということだ。いみじくも石破茂幹事長が、「絶叫戦術はテロ行為と変わらないように思う」と自身のブログで言及したが、この法案によって政府に反対する勢力を“テロリスト”に仕立てて、追い込んでいくことがひとつの大きな目的なのだ。
(落合恵子さん、むのたけじさんの指摘、等・・略)
<中国と同じ強権国家への道>
実は、自民党の憲法改正草案には「人権よりも社会秩序の維持が優先される」という趣旨の文言が入っている。特定秘密保護法案は“社会秩序の維持を優先させる”ために利用されるのだろう。
さらにむの氏は、この法律が日本を戦争に向かわせる契機となる、と警鐘をならす。
(略)
安倍首相は「これで日本も国際社会と同等の“機密保持の仕組み”ができた」とご満悦だという。だが、海外から見ても日本は時代を逆行していると写るようだ。
(ニューヨーク・タイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー氏の指摘・・略)
むしろ日本は中国のような強権国家に向かって逆行している。中国に批判的な姿勢を示す安倍首相が、中国と似た国づくりを進めているとは、皮肉以外の何者でもない。
(高村薫さんの発言・・・略)
いまの安倍政権の人気を支えているのは、株高と景気回復への期待だ。実際、特定秘密保護法案の成立直前、日経平均株価は“誰かが操作したように”急騰した。
今後も安倍政権は、あらゆる手を使って株高を維持し、支持率が下降するのを防ごうとするだろう。安倍政権の正体見たり、だ。
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(引用終わり)
何という端的で的確な指摘!「フライデー」侮るべからず!ですね。
更に、同じ号の別記事として、『何度見ても感動する「転落女性救出写真」「見せましょう!日本の底力を」』と題して、今年7月に起きた南浦和駅の京浜東北線ホームでの救出の様子を現場写真と共に再現。
『何度見てもジンとくる出来事を実現させた乗客の方々と、それを見事に世に届けてくれた繁田(読売)記者に、心から「ありがとう」と言いたい。
自民党の石破幹事長は11月20日付の自身のブログで特定秘密保護法案反対のデモを「テロ行為」と述べた。自発的に救助に動いた乗客たちと、民主主義への危機感からデモに参加する人たちとの間に何か違いがあるのか。この乗客たちが翌日、デモに参加したら、石破氏はやはり「テロリスト」と呼ぶのだろうか。』と締めくくっています。
良く言った、フライデー!パチパチパチ。
皆さんも是非買って読んでみて下さい。一読の価値がありますよ。
「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子
