老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

安倍自民党の描くシナリオを押し止めるために

2013-12-08 23:19:44 | 秘密保護法案
「特定秘密保護法案」を成立させる過程で、安倍政権は国民を見下し権力を自分に集中させようという、民主主義否定、独裁志向の体質を余すところなくさらけ出しました。

しかし、そもそも安倍晋三の「強行採決癖」は今に始まったことではありません。第一次安倍内閣当時にもそのDNAはしっかりと発揮されていて、自民党を一人勝ちさせれば今日の事態を招くことは、直近の衆院選、参院選の時点で、明らかでした。

いみじくも映画作家の想田和弘氏が12月5日のツイッターで、『自民党の犯行声明』と言い当てた「自民党新憲法草案」のシナリオに沿う形で、今回彼らは「秘密保護法」を成立させ、次に「集団的自衛権の見直し」の実現、そして「改憲」という道筋を狙っています。

こうして彼らのやり口が具体的に示され、それが私たちの今と未来を縛っていくという現実を突きつけられた以上、もはや手をこまねいているわけにはいきません。彼らのシナリオを押し止めるために、具体的な行動が必要となっています。

例えば、強引な国会運営に抗議するヒューマンチェーンを作る時には、これからも鎖のひとつとして参加したい。憲法を空洞化させる意図を持った悪法に対しては「違憲訴訟」や「国民投票運動」を提唱する人たちと積極的に連携していきたい。

市民サイドに立った情報を提供し続けているIWJや田中龍作ジャーナルなどの独立メディアを支援したい。

また、今回の「秘密保護法」成立に際しては、多くの新聞社が「ひるまず役割を果たす」(毎日新聞)「国民の知る権利に奉仕することが報道の使命であることを胸に刻みたい」(朝日新聞)「民主主義が壊れゆく流れにあったとしても、われわれは踏みとどまりたい。これから先、どんな困難が待ち構えていようとも、民の力を信じて。」(東京新聞)と覚悟を表明しました。マスメディアの従来の報道姿勢に対する批判は批判として、日本が「分水嶺に立っている」(東京新聞・瀬口社会部長)今、表明された各新聞社の誓いに対しては、私たちもその覚悟を後押ししていきたいと思います。

そして何より、私たちが主体的にできることとして、現政権がその座から引き摺り下ろされる日が一刻も早く訪れるように、彼らの危険性を自分の言葉で積極的に伝え続けていきたい。

・・・他にもきっと有効な手立てがあるはずです。私達もひるむことなく、志を同じくする人たちと手を携え、知恵を出し合って、前を向いて頑張りたいと思います。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
笹井明子

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 闘志を新たに | トップ | 我々が主権者である、有り続... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

秘密保護法案」カテゴリの最新記事