窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

新型インフルエンザ・ウイルス君上陸日

2010-05-06 03:09:41 | Weblog
・新型インフルエンザ患者発生の状況です。

・流行の終息状況            定点1人未満の県(流行終了の県)         
 ・第 8週(2月22日~28日)   ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
 ・第 9週(3月 1日~ 7日)   ・全国平均が終息         
 ・第10週(3月 8日~14日)   ・41県            
 ・第11週(3月15日~21日)   ・42県         
 ・第12週(3月22日~28日)   ・46県(沖縄のみ流行)       
 ・第13週(3月29日~ 4日)   ・47県(新型インフルエンザ流行終了)         
 ・第14週(4月 5日~11日)                   
 ・第15週(4月12日~18日)                     
 ・第16週(4月19日~25日)
 ・第17週(4月26日~ 2日)          
 ・第18週(5月 3日~ 9日)     ・・・・・今週・・・・・            

 ・感染倍率          0.96倍

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    ・・・・
 ・第14週( 4月 5日~11日)     0.12人      576人    (0.64万人)
 ・第15週( 4月12日~18日)     0.14人      683人    (0.76万人)
 ・第16週( 4月19日~25日)     0.20人      947人    (1.05万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第17週( 4月26日~ 2日)     0.19人      899人    0.99万人

  ・ 6日                      0.025人              0.14万人
  ・ 7日                      0.025人              0.13万人
  ・第18週( 5月 3日~ 9日)     0.18人      856人    0.95万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 2075.1万人   100人中16.3人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・累積患者数の予報。
  ・第18週( 5月 9日)               2075.5万人  100人中16.3人
  ・第19週( 5月16日)               2076.4万人  100人中16.3人

・入院状況
 ・入院         17646人( 3月30日現在)     入院率   0.085%
 ・重症化         1573人( 4月25日現在)    重症化率  0.0076%
 ・死亡(含む疑い例)   198人( 4月25日現在)     致死率   0.00096%

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差

 ・第14週( 4月 5日~11日)  0.12人    0.12人    +1.9%    
 ・第15週( 4月12日~18日)  0.08人    0.14人   -42.6%    
 ・第16週( 4月19日~25日)  0.13人    0.20人   -32.6%    

 今回の定点合計報告数は947人で、当ブログ予報は638人でした。

 今回予報誤差はー32.6%になります。

 第34週から今までの平均予報誤差は±19.6%です。

・コメント

 入院患者数は本日累積で17682人になります。(平均予報誤差は±1.9%です。.)

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は9700人程で
 約半数が新型と思われます。


 累積患者数2075.1万人で、全人口の100人に16.3人が感染しました。

 そのうち未成年者は1515万人で、100人に62.3人が感染したことになります。

 成人は556万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)

・ウイルス君上陸日

 神戸の日本での最初の国内感染が集団感染で始まったのですが、ついぞその
 感染のスタート日を推定した報告を見ていません。

 厚生省は例によって自分に都合の悪いことは「わからない。」の一言です。

 これは厚生省お得意の「疫学調査」とやらで、最初の感染者にたどり着こうと
 学生諸君の聞き取り調査をしたのですが、結果は「不明」というものでした。

 
 聞き取り調査では、実際に「発症した日」が同定できるし、発症人数もわかります。

 そこから「逆推定」して最初の1人の発症日を推定するくらいのことは、「感染研」に
 頼めば「1日」で出てきます。

 
 どうしてそれをやらないのでしょうか?

 それとも、「やったけれども、都合の悪い結果なので公表不可」なのですか?

 そうでしょうね。

 計算してみれば、「ウイルス君が上陸した後で、検疫スタート」が
 一目瞭然でしょうから。


 現代世界では情報だけでなく「人」もほとんど2日で世界一周でしょう。

 ウイルス発生情報が早くわかるのと同じくらい、人の移動も早いのですね。

 それで、困ったことに「人がウイルス君の乗り物」ですから。

 WHOの警戒ランクアップを待っていては遅いですね。


 今回の新型インフルエンザの流行ではっきりした事があります。

 「ウイルス君の上陸は防ぎようがない。」

 そして
 「上陸したウイルス君の感染拡大を止めるのは集団免疫ができ上がらないと無理。」
 ということ。

 集団免疫は、「感染しやすい人がほとんど感染終了」か、あるいは
 「感染しやすい人がワクチンによる免疫を獲得済み」のどちらかですね。

 手洗い、うがい、マスク、検疫、学級閉鎖は感染拡大のスピードを落とすだけ。

 感染拡大そのものを防ぐことはできない。


 さてそれで、次の「鳥さん由来のウイルス君対策」はどうします、長妻さん。

 少しは進歩しないとウイルス君に笑われますよ。


コメント
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