(写真)両朝鮮の国境を越える亡命は稀です
北朝鮮の兵士が両国の重武装の境界線を越えて韓国に逃亡したと韓国政府側が伝えています。
兵士は、土曜日の正午ちょっと過ぎに境界線を越えましたが、その前に二人の兵士を銃撃しました。
記者によると、国境を越えて逃亡することは珍しいと言います。最後の兵士の逃亡は2010年でした。
過去60年で20,000人以上の北朝鮮人が韓国に亡命しました。そのほとんどが中国や東南アジア経由です。
両国は、1950-53年の戦争を経て停戦合意をしていますが法的には戦争中です。平和条約は結んでいません。
兵士は警備中の小隊と分隊の指揮官を殺したと語っているそうです。
6発の銃撃音が聞こえ、兵士が治安の厳しい西側の境界線を越えるのを監視員が見たと防衛相の役人が言いました。
彼らは、兵士が亡命を望んでいるので身を守るために拡声器を使って確認しました。
彼は保護拘留されていてまだ調査を受けていると役人が言いました。
北朝鮮の死傷者は確定されていません。境界線の北朝鮮側に異常な動きは見られません。
非武装ゾーンにはおよそ100万の兵士と100万の地雷が配備されているので過去数年で北から南へ超えた人は僅かしかいないとソウルのBBC記者は言います。
大半の人は、長く危険な陸上のルートを経て韓国に行きます。
彼らは、このようして中国を通過してタイやモンゴルのような国々に行きます。
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治安が厳しい非武装地帯を越えて韓国に逃亡するということは非常に危険です。隙を見て監視役を殺し逃亡するには必死の覚悟があったものと思います。大量の兵士が越境して韓国に亡命することによって、北の体制が崩壊し、東欧のように朝鮮半島の自由化が進むといいなと幻想してしまいます。