(写真)バイス・メディアによれば、ロッドマン(右端)とハーレム・グローブトロッターズは〝バスケットボール外交″に寄与したいそうです
(写真)キム・ジョン‐ウンが彼のファンだと思われているデニス・ロッドマン
〝バッド・ボーイ″のイメージで知られている引退したアメリカのバスケット選手デニス・ロッドマンが北朝鮮を訪問します。
ロッドマンは、バスケットボールのエキシビションチームのハーレム・グローブトロッターズの3人の現役選手と共に米メディア会社のTVショーに出演する予定です。
彼らは〝バスケットボール外交″のような役割を担いたいと思っていると会社がAP通信に語りました。
最近核実験を実施した北朝鮮の指導者キム・ジョン‐ウンはバスケットボールのファンとして知られています。
北朝鮮の核実験と3段階ロケット打ち上げに関して米北間の緊張が高まる中での選手の訪問です。ロケット打ち上げは、ミサイル技術として国連が禁止し非難しています。核もミサイルも国連決議違反で地域の安全の脅威として非難されています。
「ハーレム・グローブトロッターズとデニス・ロッドマンを北朝鮮に送ることは変ではないか? 一語で言えば、イエスだ、」米国メディア会社バイスの創設者のシェーン・スミスさんはAP通信に語りました。「しかし、バスケットボールのコートで共通点を見つけることは素晴らしい事だ。」
「こういう異文化交流は今までに無いかもしれない、多分無いと思うが、境界線を切り開くことは大事だと考える。」と彼は言いました。
選手達が北朝鮮で何をしようとしているのかは明確ではありませんが、バイス社は、4月に放送される予定のショーは世界中のドキュメンタリータイプのニュース報道の一部になるだろうと言いました。
51才の"The Worm"として知られている身長1.98メートルのロッドマンは、複数の入れ墨にピアス、髪を染め、女装をしたり、コートの振る舞いが乱暴であることで有名です。
彼はシカゴ・ブルズでプレイをしていました。キム・ジョン‐ウンの前の寿司職人が書いた回顧録によれば、シカゴ・ブルズはキム・ジョン‐ウンの贔屓のチームでした。
彼は、バスケットを止めてからレスリングや演技を試みています。
バスケットボールは北朝鮮で人気スポーツですが、国民は国際試合をテレビで見る機会はほとんどありません。
ロッドマンと仲間は3月5日まで北朝鮮に居る予定と新華社通信が報じました。
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ロッドマンと仲間は北朝鮮で何をするのでしょうか。世界が制裁を考えている時にTV特番のために興味本位で行動をするのなら危険です。
↓ロッドマンのミニ情報
1980年代から90年代にかけて、NBAで当時を代表する優れたディフェンダーで、屈指のリバウンダーでした。(1992-1998で7年連続リバウンド王) 髪を染める、全身にタトゥーを入れる、女装癖を隠さないなど、独特なライフスタイルも話題を集め、コート内外で起こす様々な騒動も注目されました。5回の優勝経験があり、ニックネームは「Worm(ワーム)」「狂気のリバウンド王」。
↓ハーレム・グローブトロッターズのミニ情報
米国アリゾナ州フェニックスに本拠を置くバスケットボールのエキシビションのチーム。スポーツ性とコメディの両方を併せ持っているチーム。