黒式部の怨念日記

怨念を恐るる者は読むことなかれ

巨人大鵬卵焼き

2025-02-07 11:24:14 | スポーツ

田中のマー君が楽天を自由契約となり巨人に入った。田中マー君を最初に見たのは高校野球。決勝戦でハンカチ王子と投げ合って軍配はハンカチ王子に。だが、プロ入り後はマー君が大活躍。メジャーにも行ったのに対し、ハンカチ王子は鳴かず飛ばず。軍配はマー君に。だが、ハンカチ王子は引退後CMに出たりしてなかなかのご活躍のご様子。それに対してマー君は自由契約。交互に「人生は良いときもあれば悪いときもある」を実践しているかのよう。

それにしても、マー君の巨人のユニフォーム姿が似合わないと思うのは、私がアンチ巨人だからだろうか。巨人って昔から他球団で功成り名を遂げた選手を片っ端からとってくるイメージなんだよなぁ。そういうのって、私の趣味とは合いませんの。

そういう私も半世紀前は「巨人大鵬卵焼き」のご多分にもれず巨人ファン。特に王選手の大ファンで、父親から説教されてる最中に、父の肩越しにテレビの野球中継が映ってて、王がホームランを打って思わず「王、5号!」と叫んだものである(そのときはしまったと思ったが、呆れた父からそれ以上折檻されることはなかった)。

「巨人大鵬卵焼き」だから大鵬も好きだった。私が夢中で相撲を見ていた時分は柏戸はもうあまり出てなくて「柏鵬時代」は過去のものになっていた(「はくほうじだい」と打つと「白鳳時代」と変換するパソコンは今風である)。私の記憶では、大鵬とよく優勝を争ったのは玉乃島(後の横綱玉の海)である。この二人が優勝をかけて千秋楽で対戦したときなど、前日、どきどきわくわくして眠れなかった覚えがある。最近亡くなった相撲解説でお馴染みの北の富士は玉の海とともに「北玉時代」を作った人気横綱であった。

ところで、「巨人大鵬卵焼き」は子供が好きだった三つだが、後に「江川ピーマン北の湖」という言葉ができた。これはアンチが多かった三つである。子供の頃、巨人と大鵬のファンだった私は、後に江川と北の湖のファンになった。これすなわち、子供の頃は人並みだった私が長じて特異な人格が発現したということである。そして、江川と北の湖が引退して、野球も相撲もあまり見なくなって今に至っている。だから、お見合いアプリの趣味欄に私が「野球観戦」「大相撲観戦」と書いたらそれは虚偽記載である。

だから、WBCなどで150キロ越えの速球をビュンビュン投げ込む若手ピッチャーを見てびっくりした。私の印象に残る速球投手は江夏と江川。あと、中日の小松辰雄が出てきたときもびっくりした。149キロで王が空振りの三振に切ってとられたとき、翌日「149キロ」で世の中が騒いだものである。「今は昔」である(球速の測り方が今と昔で違うという話もある)。

なお、「巨人大鵬卵焼き」と「江川ピーマン北の湖」の並び順はいずれも2(3)音節+4音節+5音節である。この並び順だから語呂がいいのである。ピーマンも最近好きになったから、後者の三つはすべて私のfavoriteとなったわけである。


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