夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

夏だから、ほんとにあった怖い話を≪その4≫

2010-08-08 15:12:50 | Weblog
この後も、いくつかネタはあるのですが、私的には、これが一番こわかった覚えがあります。

この話自体は、何も怖くないんですよ、最初に言っておきますが、オチは

「単なる設計ミス」

っていうだけの話ですから。。。

しかし、「なぜ、こんな素人でもわかるような設計ミスを、プロがしてしまったのか・・・」まで考えると、これが、深く、怖いんです。

それには、こんな2つの背景となるお話があったのです。

=その①=
私のばあちゃんが、ウチの本家に嫁ぐのを、反対した人がいたらしいんです。その理由は、私の住んでる村のはずれ(当時)に、【火葬場】ができたかららしいです。

「あそこに嫁いだら、死んだあと、焼かれる。」

・・・と、言うわけです。

=その②=
私の小4の頃の担任の先生は、こんな話をしてました。

「今でこそ、亡くなった後、火葬するのは、当たり前になったけど、昔は、みんな【土葬】でな。この小学校の裏山にも、いくつもお墓があって、そのお墓に入っている人は、みんな【土葬】だったから、一度、掘り返してね。その時、見に行ったんだが、みんな、土葬の人は、棺おけの中で、髪の毛が伸びてる、って知ってた?」

って。その先生は、子供の頃、土葬された人を掘り返したのを見たのか、それとも、けっこう大人になってから見たのか、はっきりしませんが、確かにそんな話をしてくれました。

まとめると・・・

・この学校の裏には、昔の土葬されたお墓がある。
・そのお墓は、掘り返されたことがある。
・土葬された遺体は、髪の毛が伸びる。

そして、それを私たちの担任の先生は、見ていた。。。


話を元にもどしましょう。

その【土葬のお墓】があったと思われる場所は、

図中、校舎の上側の竹やぶのところです。





なぜ、そんなことが分かるかと言うと、

新校舎の階段のおどり場にある窓から、竹やぶが見えるのですが、竹やぶのいたるところに、散乱するように倒れている【墓標】【墓石】のようなものが見えるんです。たくさん、たくさん。





まだ、昼は、いいんですよ。

夜は最悪です。

2階の廊下の電灯のスイッチが、なぜか3階への階段を登りきったところにあるんです。

3階の廊下のスイッチは、4階に上がってすぐのところにあるんです。

つまり・・・・

1階から、真っ暗な階段を上ると、おどり場から、竹やぶの中のたくさんの、昔のお墓の後が見えます。我慢して、2階に上がり、スイッチを入れると、1階がフワッと明るくなります。

そして、真っ暗な中、階段を上り、また、おどり場から、竹やぶの方を見て、階段を登って、やっと電気をつけると、また、下の階が明るくなります。

4階に上ると、3階が明るくなります。

帰りは、電気を消して、真っ暗な階段を、下りると、イヤでもお墓が目に入ります。

そして、電気を消して、また、降りていきます。

下の階の電灯のスイッチが、上の階にあるなんて、どう考えても、【設計ミス】以外の何物でもないのですが。。。


・・・でも。。。

なんで、こんなミスが起こったのか。。。それを考えると、怖くなってしまうのです。