台風が来てますね。
今日の怖い話は、いつもとちょっと方向性の違う【怖い話】です。
むしろ、今日の話を聞けば、これまでの話の怖さのレベルの低さにビックリするかもしれません。
では、お話しいたします。
あ、それから今日の話には、全くと言っていいほど【人を楽しませる部分】がありませんので、ごめんなさい。
では、お話しします。
その日、警備のアルバイトに入ると、警備員室の運動場側のサッシにガムテープが放射状に貼ってあるのが見えました。
見ると、明らかにヒビが入っているようです。
職員室に行くと、教頭先生が、
「あ、すまんな。小学生がドッジボール投げつけて、サッシにヒビが入ってるから、気をつけときなさい。」
ちょっとちょっと、「気をつけるように」って、今、台風来てるんですけど・・・。あの部屋、寝る部屋なんですけど。。。
って思いながら、警備に入ることになりました。
いつものように見回りを終えて、警備員室で過ごしています。
台風が近づいているので、小学校に来る人なんかいません。
強くなる風・・・風の音以外は、まったく静かな小学校と、警備員室。
10時半になりました。
風の音以外は、静かです。少し、サッシが風でふくらんでいます。
ヒビの入った窓から、ズオォォォォ~・・・ズオォォォォ~・・・っと、なんとも不気味な風の音が聞こえてきます。
11時半。
ヒビの入ったサッシは、ズオォォォォ~・・・ズオォォォォ~・・・っと、なんとも不気味な風の音を慣らしながら、さらに膨らんでいます。
なんとも気持ち悪い夜でしたが、ここは、覚悟を決めて、寝ることにしました。
布団をしいて、寝て。。。
しかし、1時間経っても、2時間経っても、眠ることができません。
ズオオォォォ、ズオオォオォォ、っと膨らんでいる窓を見ながら、
「はぁ~~~。」
っと、深いため息をついて、電気をつけました。
今夜は、眠れそうにありません。
「しょーーがねーーなぁ~まったく!!!」
って、大きな声で怒鳴って、押入れを開けて、そこに「よっこらしょ。」
って腰を下ろしました。
時計は、夜中の2時を回ったところでした。
押入れに腰を下ろして、30秒くらい経ったでしょうか、いきなり!!!
パリーン、カリーンカリーン、って大きな音がしたかと思うと、ガムテープでとめてあった厚い窓ガラスが、カリンカリーンって音をさせながら、私がたった今まで寝てた布団の上に、枕の上に、グサグサッって刺さるような勢いで落ちてきたではありませんか!!
「あと、30秒寝てたら、僕は、どうなったのだろう。」
って思うと、ほんとに、寒気がしました。
窓が1枚なくなりましたので、風は、情け容赦なく警備員室に入ってきます。隣の部屋との間のふすまなんか、いとも簡単に吹っ飛ばして、葉っぱや雨で、警備員室はメチャクチャです。
私は、呆然としながら、
「もう、さすがに警備員室では、寝られないな。」
と、思って、おずおずと警備員室を後にし、1階の廊下に出ました。
ふつうなら、長く、向こうは真っ暗で、シ~ンとした廊下は、怖い場所なのですが、その日は、不思議と怖くありませんでした。
給食室の前の廊下で大の字になって寝転びました。
「廊下の床は、ひんやりとしてるなぁ。」
って思ったその瞬間、眠ってしまいました。
あと、30秒寝ていたら、私は、どうなっていたのだろう、と思うと、今でもドキドキします。
台風来てますよ。
戸締りはしっかりしておきましょうね。
ガラスにヒビの入った部屋で寝ると危ないですよ。
今日の怖い話は、いつもとちょっと方向性の違う【怖い話】です。
むしろ、今日の話を聞けば、これまでの話の怖さのレベルの低さにビックリするかもしれません。
では、お話しいたします。
あ、それから今日の話には、全くと言っていいほど【人を楽しませる部分】がありませんので、ごめんなさい。
では、お話しします。
その日、警備のアルバイトに入ると、警備員室の運動場側のサッシにガムテープが放射状に貼ってあるのが見えました。
見ると、明らかにヒビが入っているようです。
職員室に行くと、教頭先生が、
「あ、すまんな。小学生がドッジボール投げつけて、サッシにヒビが入ってるから、気をつけときなさい。」
ちょっとちょっと、「気をつけるように」って、今、台風来てるんですけど・・・。あの部屋、寝る部屋なんですけど。。。
って思いながら、警備に入ることになりました。
いつものように見回りを終えて、警備員室で過ごしています。
台風が近づいているので、小学校に来る人なんかいません。
強くなる風・・・風の音以外は、まったく静かな小学校と、警備員室。
10時半になりました。
風の音以外は、静かです。少し、サッシが風でふくらんでいます。
ヒビの入った窓から、ズオォォォォ~・・・ズオォォォォ~・・・っと、なんとも不気味な風の音が聞こえてきます。
11時半。
ヒビの入ったサッシは、ズオォォォォ~・・・ズオォォォォ~・・・っと、なんとも不気味な風の音を慣らしながら、さらに膨らんでいます。
なんとも気持ち悪い夜でしたが、ここは、覚悟を決めて、寝ることにしました。
布団をしいて、寝て。。。
しかし、1時間経っても、2時間経っても、眠ることができません。
ズオオォォォ、ズオオォオォォ、っと膨らんでいる窓を見ながら、
「はぁ~~~。」
っと、深いため息をついて、電気をつけました。
今夜は、眠れそうにありません。
「しょーーがねーーなぁ~まったく!!!」
って、大きな声で怒鳴って、押入れを開けて、そこに「よっこらしょ。」
って腰を下ろしました。
時計は、夜中の2時を回ったところでした。
押入れに腰を下ろして、30秒くらい経ったでしょうか、いきなり!!!
パリーン、カリーンカリーン、って大きな音がしたかと思うと、ガムテープでとめてあった厚い窓ガラスが、カリンカリーンって音をさせながら、私がたった今まで寝てた布団の上に、枕の上に、グサグサッって刺さるような勢いで落ちてきたではありませんか!!
「あと、30秒寝てたら、僕は、どうなったのだろう。」
って思うと、ほんとに、寒気がしました。
窓が1枚なくなりましたので、風は、情け容赦なく警備員室に入ってきます。隣の部屋との間のふすまなんか、いとも簡単に吹っ飛ばして、葉っぱや雨で、警備員室はメチャクチャです。
私は、呆然としながら、
「もう、さすがに警備員室では、寝られないな。」
と、思って、おずおずと警備員室を後にし、1階の廊下に出ました。
ふつうなら、長く、向こうは真っ暗で、シ~ンとした廊下は、怖い場所なのですが、その日は、不思議と怖くありませんでした。
給食室の前の廊下で大の字になって寝転びました。
「廊下の床は、ひんやりとしてるなぁ。」
って思ったその瞬間、眠ってしまいました。
あと、30秒寝ていたら、私は、どうなっていたのだろう、と思うと、今でもドキドキします。
台風来てますよ。
戸締りはしっかりしておきましょうね。
ガラスにヒビの入った部屋で寝ると危ないですよ。