あいかわらず,特別支援学級の子たちに優しくしてもらっております。
あの子たちだけは,いつでも私に優しいのです。
そんな特別支援学級の1人の子が,とても悲しそうな顔で私を見上げて,
「R先生は,どうして【キョートー先生】になっちゃったの?」
って話しかけてきました。
私は,自分の中でも答えが出ずにモヤモヤしていたものをグサッと突かれた気がして,一瞬返事ができませんでした。
よくよく話をしてみると,それまでの教頭先生は,赴任式で最初に紹介された時から「キョートー先生」の方ばかりだったのですが,私は【自校昇任】なので,名前が変わっちゃった(違う人になっちゃった。)と,思い込んでしまっていたことがわかりました。
それで,担任の先生と笑ったのですが・・・・その子の不安を解いてあげようと思って話をしました。
「ね,R先生は,教頭先生になっちゃったけど,R先生はR先生でいいんだよ。だから,R先生って呼んでもいいんだよ。」
って,教えてあげると,その子は,とてもホッとした顔をして,
「Rせんせー!バキューンバキューン!」
って指をピストルの形にして撃ってきたので,
「撃たれたっ!な・な・な・・・なんにもしてないのに撃たれた,助けて~。」
ってリアルなリアクションをしてあげたら,いつもみたいに,ぎゃははって私と2人で笑い合って,その子は逃げていきました。
私は,自分で言った言葉に,どきっとして,「特別支援学級の子の言葉ってありがたいな~。」って感謝しました。