昨日の続きで。。。
コータ(高1)は、声優を目指しているらしい。
大学の【声優科】みたいなとこを目指しているらしい。
(そんなんあるんやね。)
そこで、私の考えを話しました。
①声優っていう仕事は、みんながわりとなりたがる仕事だから、【声優養成】は、ビジネスになるけど、【声優自体】はパイが小さくて、あんまり儲からないんじゃないの?
②声優って言っても、アニメ映画の主役は、SMAPばっかりだから、声優で稼ぎたいなら、【声優養成大学】なんか行くより、【SMAP】になった方が近道なんじゃないの?
(※つまりはそれくらい【狭き門】なんじゃないのか、と言いたかった。)
③手塚治虫がアニメを普及させるため、アニメ黎明期に安価な仕事をたくさん受けてしまったため、今でもアニメの単価は安いらしい。声優もその例からもれないらしい。
④声優の仕事は、顔を出さないため、【顔(信用)】で売れない。だから、CMの仕事は、信用を売ってないため、安い。最近の声優さんたちが、おもしろおかしいキャラまで出してテレビに顔出ししようとしているのは、そういう危機感があるのではないか。
・・・つまりは、【金】にならない。
・・・ということは、家族は養っていけない。
・・・と。
これを言うと、カミサンはたいそう不機嫌になり、
「反対するのか。」
と。
まぁ、正直に言うと、そういうことになるのだろうけれど。。。
そこで、考えたのは、
「私が仕事を始めた24年前、まさか、自動車が売れない時代が来ることがあるなんて想像もできなかった。」
っていうこと。
もう、【絶対の仕事】なんかないのであります。
「・・・ならば、一度限りの人生だから、自分の好きなことやればいいじゃん。」
って、背中を押してあげたくもなるのです。
でもね。
でもね。
私の親友は、クルマが大好きで、クルマの仕事について、
で、「クルマがあまり好きじゃなくなってしまった。」って。
私は、【好きなこと】を仕事にしてないので、多少うまくいかなくても、失敗してもまだ【逃げ道】があるんです。
「こんな仕事、好きでやってるわけじゃねえし。」
って。
それがないところで、働こうとしてるコータは、大丈夫なのかな、って、心配はつきないのです。