最近、めっきり歳をとった感じのオフクロから電話がかかってきた。
「じいちゃんと二人で、家具を動かしているんだけど、どうにこうにも大きなテレビが動かせない。ちょっと来て、手伝ってくれないか。」
という。
さっそく行ってみると、
「ありがとう、ありがとう、忙しかろうに。」
「重たいから気をつけて持ってな。」
「用事は大丈夫か?忙しくないのか?」
「あああ、ありがたや、ありがたや。」
・・・・と言い出しかねないほどの、えらい気のつかいようである。
テレビを動かすと、
「ありがとう、ありがとう、忙しいのに。」
「ありがとうありがとう。」
と、これまた、どんだけたいそうな仕事をしたのかわからなくなるほどの、感謝の言葉だ。
これまで、おそろしくて、うるさくて、大きくて、暑苦しかったオヤジとオフクロが、
小さく、かわいくなってしまった。
しかも、オヤジ・オフクロのセットで。
『もう、自分たちは飲めないから』と、戸棚に飾ってあった洋酒をどっさりくれた。
自分は、ああなっていけるのだろうか。
ちょっと不安になった。
帰りに、「ありがとう。ありがとう。」を連呼するオフクロとオヤジがドサクサにまぎれて言った言葉。
「ありがとう、ありがとう・・・たいへんやったろ?ありがとう。
ありがとう、ありがとう。。。・・・・はよ、出世しなさい。」
コラ!
そういう上昇志向色の薄いところが、俺のいいとこやんけ。
どさくさにまぎれて・・・(笑)
そういうとこまで、コミコミで、おばあちゃんになっちまったもんだなぁ。
「じいちゃんと二人で、家具を動かしているんだけど、どうにこうにも大きなテレビが動かせない。ちょっと来て、手伝ってくれないか。」
という。
さっそく行ってみると、
「ありがとう、ありがとう、忙しかろうに。」
「重たいから気をつけて持ってな。」
「用事は大丈夫か?忙しくないのか?」
「あああ、ありがたや、ありがたや。」
・・・・と言い出しかねないほどの、えらい気のつかいようである。
テレビを動かすと、
「ありがとう、ありがとう、忙しいのに。」
「ありがとうありがとう。」
と、これまた、どんだけたいそうな仕事をしたのかわからなくなるほどの、感謝の言葉だ。
これまで、おそろしくて、うるさくて、大きくて、暑苦しかったオヤジとオフクロが、
小さく、かわいくなってしまった。
しかも、オヤジ・オフクロのセットで。
『もう、自分たちは飲めないから』と、戸棚に飾ってあった洋酒をどっさりくれた。
自分は、ああなっていけるのだろうか。
ちょっと不安になった。
帰りに、「ありがとう。ありがとう。」を連呼するオフクロとオヤジがドサクサにまぎれて言った言葉。
「ありがとう、ありがとう・・・たいへんやったろ?ありがとう。
ありがとう、ありがとう。。。・・・・はよ、出世しなさい。」
コラ!
そういう上昇志向色の薄いところが、俺のいいとこやんけ。
どさくさにまぎれて・・・(笑)
そういうとこまで、コミコミで、おばあちゃんになっちまったもんだなぁ。