真壁のG1制覇と浅尾美和の優勝！

　　今年のG1クライマックスは、真壁刀義の初優勝で大いに盛り上がった。真壁の会場人気はいよいよ本物になってきたし、観客の後押しは凄かった。真壁には、かつての天山のような人間味があるから、ボロボロになっても闘い抜く姿に感銘を受けるのだ。よっぽど嬉しかったのだろう、真壁はバックステージの会見で饒舌に捲くし立てていた。
　前日はミスティコがタイガーマスクを破って、IWGPジュニア王座を奪取。ミスティコにとって、新日本のベルトは掛け値なしに夢そのものだったから、ベルトを大事に持って帰国したという。
　さて初優勝といえば、ビーチバレーの浅尾美和も「ビーチバレージャパン」で今季初優勝を飾った。万年3位だったが、ワールドツアーを経て、すっかり逞しくなった浅尾＆西堀ペアは敗者復活戦を勝ち抜き、見事に戴冠したのだ。私は、隠れ浅尾ファン。ビーチバレーはこのたった一人のスターで、ジャンルを繁栄させている。かといっても、浅尾美和は単なるアイドルではなく常に国内上位をキープする実力もある。やっぱりアイドル性だけでは、新聞の一面にならないし、あんなに沢山のCMに起用されることもないだろう。スター性＋実力が必須条件なのだ。
　女子プロレスの世界にも、浅尾美和的な存在を至急に作らなければ、状況は変わらないだろう。でも、これだけ分散していたら難しい。それでも、私はそんな選手と出会うことをいつも願いながら、この仕事をしているのだ。でもミスティコ＆浅尾美和の活躍は私にとって喜ばしく、いい週末でもあった。