昨日は年に何度もない、めまぐるしい一日でした。午前9時に新木場に行き興行の準備をして、10時過ぎに後楽園ホールに向かい全日本プロレスへ。第1試合でスターダムの愛川ゆず季、高橋奈苗、夏樹☆たいようが出場する6人タッグがありました。今回、武藤敬司選手と接する機会に恵まれ、その懐の深さに驚きました。女子プロレスらーとリングで遭遇するのは初めてだそうで、それでもこちらを尊重してくれて、いろいろ引き出そうとしていた。高橋奈苗が武藤選手とレスリングの攻防をしたり、冷蔵庫爆弾を喰らったりする姿は想像の範疇を超えています。認めてもらったからこそ、そんなシーンが生まれたのでしょう。そして何より、アクション女優の武田梨奈さんが素晴らしかった。彼女はすごく真摯にプロレスと向き合い、ただいいところを出してもらう試合ではなく、本気で取り組んでいました。そのキックは女子プロレスラーに限定すると史上最高。シャープで絵になるんですよ。女子プロレス界に欲しい逸材なんて、次元ではありません。そんなことを超越した存在はアートなんです。もちろん、ゆずポンもこうやって男子のファンの前でプロレスを披露することによって、さらに認知されていくのでしょう。なんとカズ・ハヤシに勝ってしまった…
勝利者コメントを終えると、すぐさま車で移動。高速道路が予想よりも込んでいて少々、焦りました。車が新木場に到着したとたん、ゴングの音が…試合は見れなかったけど、岩谷麻優が初勝利を挙げたのです。麻優の勝ったところを見たかった…でも場内は新人王トーナメントということで妙にシリアスで、見入っている感じ。固唾を呑んでいると言ったらいいのでしょう。星輝ありさが本命の美闘陽子に勝った瞬間はこの日、一番のサプライズ。決勝戦は世Ⅳ虎vsありさ。ここでは世Ⅳ虎が貫録たっぷりの試合巧者ぶりで勝ちました。世Ⅳ虎はとても嬉しそうで会見でも饒舌だった。準優勝のありさは銀メダルをかけると、顔をくしゃくしゃにして「ありがとうございました！」と凄く強い力で握手。16歳の少女にとって、この日は忘れられないでしょうね。大会終了後は事務局で雑用。ゆずポンもいたので、夕食したり雑談したり。ゆずポンは7時間もまったりしていた。それにしても1年でもかなり濃い一日だったと思います。さて今日は夜、蕨のアイスリボン道場に行きます。
