PART16 アルシオンで生まれたマスクウーマン

　アルシオンという団体は”ハイパー・ビジュアル・ファイティング”を提唱し、格闘技色とルチャのテーストをミックスし新しいスタイルを創ることを模索していた。中でもマスクはファンタジーで、私の真骨頂でもあった。
　noki-AはAKINOの化身で、メキシコ遠征から帰国後に変身。これまで軽量級のイメージが強かったAKINOは、noki-Aになることで逞しさを増した。ある意味、最もアルシオン的な選手がAKINOだった。キャンディー奥津は2つの顔を持った。一つはタイガードリーム、もう一つはレッド・リンクスだ。ここで紹介するリンクスは奥津のヒール・バージョンでReDrugのメンバーとして登場。奥津の発想はいつも斬新だったが、ちょっとばかり時代が早過ぎたのだ。