ロッシー小川ブログ  MY FAVORITE LIFE

女子プロレス、ルチャ・リブレ、レトロなどなど、プロレス人生を謳歌するロッシー小川の仕事や趣味について大公開!!

華名がパッション離脱!

2010年01月24日 02時51分26秒 | 女子プロレス
  NEOの新木場大会に行く。お目当てはパッション・レッドの行方だった。何しろ大晦日のバックステージであの事件を目撃した、たった5人の一人だから、また何かが起きる予感して当然だ。その5人の内の2人、須山さん、風香も来ていた。好奇心であれ、何であれ大の大人がわざわざ、新木場に足を運ぶなんて、それほど鬼気迫るものが大晦日のバックステージで巻き起こったのだ。
 第3試合で行われたアマンドラvs栗原&紫雷姉妹の6人タッグは、栗原がたらい回しにされた。なぜか姉妹の方が堂々としていて、栗原はやられまくっていた。そしてアマンドラのマイクは、その存在を全否定する辛らつなもの。「お前は何も変わっていない。変わったのはコスチュームだけ!」とタッグ王者の栗原を罵倒した。と言うアマンドラもルーダ(ヒール)とすれば、もう一つ。やっぱり相手の良さをいいタイミングで引き出すのも、ルーダの役割。その点ではメキシコに居るHIROKAの方が数倍上手いと感じてしまったのだ。
 そしてパッションの6人タッグ。だが、完全な消化不良。華名がおどおどして、まともに目線を正面に置かない。だから奈苗&夏樹が二人で試合をしたような感じ。これでは百戦錬磨のマシンガンズ&植松に適うわけがない。そして唐突に華名が、大人しめにパッション離脱表明。観客は置き去りで、もっとわかりやすく、その感情を爆発させてもらいたかった。
 明らかに白けていた奈苗はバックステージでは、「あんなプロレスを舐めた奴許せない。信用も何もない」と淡々と語った。奈苗とすれば、どんな結末になるにせよ、観客にその様を思いっきり見せたかった。すべての感情をリングで爆発させたかったのだ。華名はそれを避けた様子に映った。
 なんかマスコミも含めてあたふたしていたが、こんなこと昔の全女では日常茶飯事。リング内外の問題や理不尽さは、すべてリング内で発散していた。だから問題から逃げる姿勢はなく、やられたらやり返すのみ。人間関係がぐちゃぐちゃになっても、リングが問題を解決してくれたのだ。奈苗はそんなサバイバル地帯で育ったから、この消化不良を嘆いていた。プロはすべてを肥やしにするもの。トラブルを公にするのみ、それがプロの生き様なのだから。
 奈苗と華名の間に何があったのか…これを説明するのは難しい。いずれ、この問題も膿が出てくるだろう。どちらが正しいのではなく、どちらがプロの姿勢を見せてくれるのか…まあ、巷で言われる華名が他の仕事をしているため、合同練習に参加しないとか、そんな次元ではない。ただ華名は週プロとかのコラムで、ちょっと歴史を否定するような書き方をし過ぎたようだ。まして、その時代を知らないのだから、ファン目線じゃあるまいし要らぬ発言はしない方がいい。過去があって今がある。過去を否定したら、今も未来もない。先人は敬うべきなのだ。もっとも華名は自身で女UWF戦士と例えるが、私には女バトラーツにしか見えない。UWF戦士は闘い方にこだわっていたが、華名は石川社長と同じでミックスあり、何でもありなのだから。UWFとバトラーツは似て非なるもの、まあ実体験していないから、その違いもわからないのは仕方ないのか…?

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