ブル中野の引退興行の最終会見がありました。スターダムからは高橋奈苗、夏樹☆たいよう、愛川ゆず季、世Ⅳ虎がこの栄えある大会に抜てきされました。正式カードが発表されましたが、ここまで何十回も変更があり、ようやくこの日にこぎつけたのでした。当初、ブルから聞いたやりたいカードは現実的には難しいものばかり。正直、どこも守りに入っているので一回性の大会では顔見世以上の対戦はなかなか厳しいものがあるのです。それでも「私が見て決めました」と言い切るブル中野は凄いです。高橋奈苗はあえて赤いスターダムのベルトを持参。世Ⅳ虎は金のいつものコスチュームで。ゆずポンは胸の谷間が見える服装で。スターダムの選手は何も言わなくても、心得ています。いかにアピールするかをわかっているのですよ。だから、栗原あゆみ選手はせっかくCMLLのベルトを奪取したのだから、マスコミの前に持ってきて見せてほしかった。こういった図々しさが彼女にはあまりないのですね。自己プロデュースしないともったいない。そんな思いで会見を見ていました。
中でも、ゆずポンと対戦する志田光選手は「私に風が吹いている!」と宣言しました。この勘違い?というか、思い込みがプロレスラーには必須なのですよ。だから、ゆずポンvs志田光の試合が見たくなってしまいました。言い過ぎるくらいがちょうどいい…会見って言葉でプロレスをするのだから、印象に残る言葉が重要。カードも出揃い、もう待ったなし!すでに0000枚売れているという情報が。「発表しただけですぐ売り切れると思ったのに(笑)」とブルは昔も感覚でいたことも苦笑していました。でも、ある程度、カッコが付くくらいの動員は期待できそうです。偉大なる女帝ブル中野は引退後も、女子プロレスの論客として発言してもらいたい。面白い感性の持ち主ななで、どこかの媒体が起用してほしい。やっぱりOGがご意見番として存在することが健全な状態だと思うので。歴史って重要ですから。