ロッシー小川ブログ  MY FAVORITE LIFE

女子プロレス、ルチャ・リブレ、レトロなどなど、プロレス人生を謳歌するロッシー小川の仕事や趣味について大公開!!

豊田真奈美25周年興行と中島安里紗

2012年09月23日 01時05分16秒 | 女子プロレス

  豊田真奈美25周年記念興行に脇澤美穂を出した関係で新宿FACEに行ってきました。会場ロビーに着くと、JWPで復帰した中島安里紗が「お会いしたかったです!どこで会えるかと思っていました…」と開口一番。スターダムは他団体や女子プロレス興行には基本的に出ないスタンスでいるから、他団体の選手と会うことは少ない。出場するとすれば、周年ものとか、引退興行とかしかない。あとは影響力があるものスターダムの有益なものに限られてくる。中島とは彼女が15歳の時から知っていて、感情の起伏が激しく、物事をハッキリ言う性格だから、気になる存在ではあった。この4月に3年ぶりに復帰し、半年も経たないうちにJWPのタッグ王者に君臨してしまったのだ。またスターダムの上昇ぶりにも意識しているみたいで、いろいろ聞いてきた。「もし小川さんがJWPの社長になったら、まず何をしますか?」なんて面白い質問をしてきた。それはJWPの将来を考えている証拠で、彼女がきっと新しいJWPをリードしていくんだなとも感じた次第だ。この世代には松本浩代や大畠美咲、そして紫雷イオがいて、来年あたりから業界の中心になっていかなくてはならない。中島安里紗は考えて、悩んできっと答えを見つけるだろう。

 さて豊田真奈美は全5試合のすべてに出場。第1試合は6人タッグだったが、なぜかあっさり敗れてしまった。脇澤は第2試合に登場してのシングルマッチ。かつての純・全女プロレスを見せてくれた。お互いに1・5倍?に増量したが、気持ちは昔のまま。ワッキーも豊田の前では新人時代に戻ってしまっている。いわゆる憧れの先輩ってやつ。ワッキーは負けたが、両国での再戦をアピールして、豊田がこれに応じて見せた。豊田のスターダム参戦は既成の事実となりそうだ。DDTに出場する藤波さんや藤原組長のような立ち位置か…?豊田と下田美馬のシングルマッチには同期の山田敏代、三田英津子がセコンド参加。この光景も懐かしい。この世代はいつも統制がとれていて、必ず記念マッチには駆けつけている。セミには山崎五紀が10分間の復活。というか、この日出ていた大半の選手はもう15年以上のベテランばかりで、プチ同窓会のような雰囲気だった。だから試合内容がどうのこうのは大した問題ではない。みんな”生きる伝説”のように映った。女子プロレスも海外並みにリユニオン的なイベントが当たり前になってきそう。もっともメキシコではマスカラスやカネック、ドス・カラスなどのレジェンドは、今の主流選手は一線を引いて独自の興行形態を築いている。なにはともあれ豊田真奈美の25周年は温かさの中で終了。でも豊田真奈美はいつも悔しそうな表情をしている。この姿勢が25年もの間、現役として保っている重要なポイントなのだ。


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