風香vs市井舞のシュートボクシング対決の裏側

明日の24日、さいたまスーパーアリーナで開催されるシュートボクシング「S-cup」に風香が出場するが本日、直前会見が行われた。このシュートボクシングの創始者シーザー武志氏とは、私が全女のマッチメークを担当していた時にお世話になった間柄。風香がコーチをしてもらっている大村勝巳さんとも、十数年ぶりにお会いした。
　さて対戦相手の市井舞は”トラブルメーカー”を売り物にしているが、このキャッチフレーズは内面のリアルなもの。市井は選手や関係者が待機するスペースで、1人大の字で寝ているのではないか。これはマナーが悪いというか、困ったものだ。やっぱり大会に対するリスペクトが欠如しているから、こんな態度が取れるのだろう。
　そして、この市井のバックに付いているのが、白龍ジムの羽田会長。この人は今から16年前、全女に対し「プロレスラーは弱い！」と中傷して神風杏子を送り込んできた張本人。私は羽田氏のプロレスラー・バッシングを聞き流し、バット吉永との対戦を実現させた。結果はバットのKO勝ち。それ以来、私には手の平を返したような態度になった。今日も「市井を勝たせますから…」と呟いてきた。まるで16年前と同じシチュエーション。こうなったら、風香に勝ってもらうしかない。でも、羽田氏には何かの指導力があるのだろう。百戦錬磨でやって来るから、侮れない。
　それにしても、久々に勝敗の行方が楽しみな一戦だ。風香が3年間、シュートボクシングで培ったテクニックで翻弄してほしい。