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旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

二神島 2020年12月

2020-12-12 20:35:42 | 二神系譜研究会の事
港の待合室の道向かい側の安養寺の裏山にある、二神家累代の墓は先年神奈川大学常民文化研究所により調査整備が行われました。
その後、猪に荒らされているとの情報があり心配していました。
猪が掘り返すのと人の手が入らないことにより自然に帰ってきている。

 多くの二神さん達のご先祖様家種の家形廟、

 画家、二神司朗さんのパレットのお墓

 お墓の現状
 


今回は港から右へ(北西側)を目指してみたいと思います。
左が屋代島、右の島が情島、その手前が諸島、全て(山口県)
情島は、60年前「怒りの孤島」と言う映画があり学校から行った。映画を見た人は児童虐待とか人身売買・奴隷労働と取るだろう。
民俗学者の宮本常一の書いたものを読むと、楫子とこの地域の歴史的な流れがつかめるのと終戦後の時代の荒廃した事情がよく分かる。
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学校推薦映画だった「怒りの孤島」がゾンビの如く、愛媛新聞の記事
情島の「楫子事件」。狭い世界に生きてきた島民、人慣れした孤児、人権を押し立てた都会人
貴方はどちらの立場をとりますか?、興味のある方は
https://www.l.yamaguchi-pu.ac.jp/archives/2009/socialwelfare/s04.pdf
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波に反射する光でシルエットになった由利島。
小石の浜と言われているあられが浜と妙見山

猪対策、人間が檻に入っているようです。

宇佐八幡の入り口。

 
海の青、蜜柑の緑の中の丸い黄色、そして色づいた木々。良いときに行った。



「天莫空勾践 時非無范蠡」旧院庄館跡 津山市

2020-12-05 17:14:27 | 
作楽神社、児島高徳の十字詩を書いた旧院庄館跡に建てられた神社

児島高徳の像

 児島高徳は隠岐に流される後醍醐天皇を追い、救出をこころ見たが果たせず。院庄で夜間に天皇の行在所に忍び入り庭にある桜の幹を削り上記10字の漢詩を書いた「白桜十字詩」と言われている。
「白桜十字詩」の跡


愛媛県は南朝が盛んであった土地で、土居氏得能氏忽那氏などの名前が思い浮かびます。
あの楠木正成を湊川で殺した大森彦七は伊予郡砥部の人で、同地に彦七伝説が残っている。
愛媛は中世が面白い。

司馬遷『史記』から楚呉越の闘いは三国志よりも面白い。臥薪嘗胆・ひそみに倣うなど。
勿論太平記も、中世の時代自分の能力のまま生きる自由あり今の時代よりよほど面白い。
この神社も戦前は盛んだったろうと思います。

津山市には津山城

石垣が立派です、塀や建物が残っていればと思います。




由良川河口~宮津~伊根町の旅

2020-12-04 14:31:20 | 
京都丹後鉄道「丹後由良駅」
 かわいい駅。往年は立派な駅だったようです。近くに北前船資料館があります。安寿と厨子王の伝説地、百人一首の由良の戸の地です。




資料館には、沢山の奉納額のレプリカが置いてありました。現物が何処にあるのか聞き忘れました。




山椒大夫の遺跡と由良の戸については2017年6月の情報に追加しました。
「映画「山椒大夫」と由良川河口。」を見てください。
https://blog.goo.ne.jp/rotaugust44/e/ef042bed73032acea7a15211ed61c325

宮津は蕪村寺「見性寺」、

蕪村像

河東碧梧桐の書になる蕪村の「短か夜や六里の松に更けたらず」句碑があります。
碧梧桐は宮津での蕪村の資料発掘に貢献しました。また先日の愛媛県民文化祭での連句大会に於いて、豊田渉氏の講演によると我等二神さんと関係が深いとか。


夕暮れ迫る中伊根町に到着、ご存じ船屋

 冬始め枕の下の波静か



津山 扇形機関庫

2020-12-03 14:03:34 | 
 以前姫新線の旅をした途中、津山駅の機関庫らしい所から顔を出しているラッセル車?を見ました。
今回ゆっくり見てきました。
懐かしい硬券を使った入場券


津山の旧機関庫は保存状態が良いようです。




九州、豊後森駅の旧機関庫20ン年前行きました折は荒れていて入れませんでした。
2019年記念館のようなものもあり整備されていました。




四国地方に残された宇和島駅の機関庫、予土線のホビー列車とトロッコ列車が一緒にありました。




予土線途中の沈下橋


京都の梅小路機関庫へ行ってみたい。


津井山港瀬戸日和山

2020-12-02 18:05:21 | 
「日和山」と言う本があります。著者は難波松太郎さん。よく調べられ追跡されている労作です。


 日和山(ひよりやま)を最初に興味を覚えたのは、宮城県民謡「斎太郎節」に「石巻サーヨーその名も高い日和山トーエー」と歌われていて、石巻を台風の時に行き巻き石を見ましたが、残念ながら名も高い日和山を見ないまま帰りました。その後日和山は全国にあることを知りこの本に巡り会い、古い湊町を回る旅を続けています。
 先日、津井山港瀬戸日和山に行く機会がありました。方角石がここにあると記載されていて是非見たいと思いました。

本に記載のあるある高い灯籠は直ぐ分かりました。


方角石を見たいと、大切に保存されていると書かれていた「ホテル金波楼」に行きホテルの方に訪ねましたところ非公開になっているとの事、個人蔵にしてしまったのかと残念に思った。書かれていた内容との差に驚き、こんな事なら山陰リアス海岸のもっと良い所を選ぶべきだと思った。