旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

尊厳死協会講演会

2019-01-26 22:25:13 | お仲間たちと
 愛媛県美術館に於いて「病院での看取り」について、砥部病院院長の中城敏先生に講演いただきました。
昨年の就活セミナーで「在宅での看取り」と「高齢者施設での看取り」の講演を実施その続きの位置づけです。


会場はほぼ満員の盛況で、参加者の皆さんは寒い氷雨の中を来ていただきました。講演内容は様々な患者さんの最期のお話でした。
 自分の事として、課題を残さないまま逝きたいと思いました。


新聞に掲載していただきました。

 さて次は、2月3日のコムズフェスティバル。ここでは遺される人のためにも家族での話し合いをすすめたいと思います。


午前10時の映画祭で「日の名残り」を見ました。

2019-01-18 22:37:54 | 日記
原作は、あの日本人作家カズオ・イシグロ(石黒一雄)です。英国の名門貴族の館に務める老執事の物語。


第1次世界大戦が終わり、ドイツではヒトラーが政権を取りチェコのズデーテンランドの割譲を進めているころ、何もしなかった英国の事などがドイツ寄りの主人が開催する会議などに描かれる。仕事熱心な執事の老いてからの恋心、切ない物語だね。
抑えた抑えた感情表現、世阿弥か?

 伊勢物語の中に、都に3年間行って音信不通の男が帰ってきた、家の女からは今宵新しい男が来るとの返事があり、男は「私と同じようにその男を愛してください」との歌を残してその家から去ってゆく、何故かそれを思い出しました。

年賀状

2019-01-10 22:50:43 | 日記
 今年は、「来年から年賀状を・・・という」のが昨年よりも多かった。
知人も一緒に年を取っているのだと実感しました。

 私は幸いなことにパソコンが使えています。住所録や賀状の管理にもつかっています。この便利な機器が使えない人の事を思うと、さもありなんと同情します。しかし、「貴方とはもうこれまで」と言われている様で寂しさを覚えます。

 何か良い方法がないかと今年の年末までに考えないといけません。

本日のシネマ座談会は「ニュールンベルク裁判」

2019-01-07 20:45:05 | お仲間たちと
 実写版は「ニュルンベルク裁判」と名前がついているが、その映画ではなくハリウッドスター総出演の如き映画。真昼の決闘・渚にてなどの監督スタンリークレーマーの作品。

月1回、協会の事務所で映画好きが集まり自分の推薦映画を映します。スタンリー・クレーマーは私の推薦です。次回は田中絹代とか言っていたが・・・

 本邦でも現在問題になっている、障害者の断種のナチス断種法(劣悪な遺伝子の排除を謳って障害者らに対する不妊手術を強制した法律)の証人尋問から始まる。そして歴史が示す通りユダヤ人への絶滅プログラムへと裁判は進む。
 裁判の途中軍人貴族の夫人としてディートリッヒが登場する。20年も前ドイツ旅行からの帰りフランクフルト・アム・マイン空港で彼女が亡くなったとの新聞を見た。その後長く彼女はドイツ国内に埋葬されなかったと聞きました。証言した女性が作ったばかりの店が町の人から壊されると証言を躊躇した通りに。
 「リリ・-マルレーンを聞いたことがありますか」の本に、あの映画評論家の淀川長治さんがこの映画でリリー・マルレーンを歌っていると書かれていたことを思い出します。

 検事は裁判の前にダッハウとベルゲンベルゼンへ行った設定になっていました。ニュールンベルクから近い所の収容所です。ダッハウはアメリカの日系人部隊が解放に一役かったと何かで読んだことがあります。ベルゲンベルゼンはあのアンネフランクの亡くなった所です。原爆開発の責任者オッペンハイマーの署名の入った慰霊版が塚の一つに建っていました。
「あんたも人殺しや」と言ってやりました。