金曜日に図書館で「忘れられた子供たち」を借り、昨夜最初の数ページを読みました。
祖母や母親が子供の事を如何に思い愛しているのかが分かります。その思いは20世紀も現在もきっと変わらない(でしょう)。
幼いころ祖母が歌ってくれた子守唄を突然思い出しました。「寝んねんおころりおころりよ 坊やは良い子だねん寝しな 里の土産に何もろた デンデン太鼓にショウの笛・・・・・」祖母は久万高原町に出身で、何処の子守歌か?、どこで覚えたのか? 知りたくなりました。
少子化の日本。難民のキャンプでは子供たちがたくさん映ります。何故、平和で豊かになると子供が少なくなるのかな?
何十年か前の入院の時に「忘れられた日本人」を読み、宮本さんの優しい文章が好きになりました。そして、菅井真澄にも興味を持ち誘われるように下北にも旅をしました。寝る前に宮本さん監修の「日本残酷物語」を読んでいます。第5巻目、BOOKデータベースの紹介では、(急激な「近代化」は、その真っ只中に巨大な暗黒を抱えて進んだ。都市のスラム、使い捨ての女工たち、タコ部屋や坑内の過重労働、・私刑・死…その暗黒を生きた人々)と書かれています。最初は男の独りぼっち。
昨日の「ブラタモリ」では大阪難波の歴史が放映されました。本ではちょうど難波周辺から西成にかけての処が書かれています。墓・焼き場・歌舞伎と文楽などの芸能民の事。
今回借りた「忘れられた子供たち」には、四国の山奥に麦飯の握り飯を持たされ捨てられた子が、周防の大工に育てられて一本立ちする事がきっと書かれている。救われる思いのする物語を読んでみたい、その様な気分です。